こんにちは、アイデア総研の大澤です。
昔からアイデアをひらめきやすい場所として“三上”が知られています。馬上・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)の三つで、特に厠(かわや)=トイレはアイデアスポットとして古くから親しまれてきました。
(三上について詳しく知りたい方は『”ひらめき”の瞬間を生み出すための正しいアイデアの出し方』をご覧ください)
みなさんも実際に、トイレにこもっているときに思わぬアイデアをひらめいた経験が一度や二度はあるのではないでしょうか。普段はバタバタと忙しく過ごしているビジネスパーソンにとって、トイレはほんの数分でも「ひとりになれる空間」として貴重な存在です。
スマートフォンを持ち込んでニュースを読む方も多いと思いますが、何もしないでぼーっとする時間がアイデアの種を育てることも多いものです。脳がデフォルトモードネットワーク状態になり、普段は結びつかないような発想が生まれやすくなるとも言われています。
今回は、そんなアイデア発想の場・トイレにフォーカスして、世界のユニークなトイレ30選をご紹介します。「トイレとはこういうもの」という固定観念を打ち破る、個性豊かなトイレたちをぜひご覧ください。みなさんのインスピレーションを刺激できれば幸いです。
ではさっそくいってみましょう!
この記事で紹介する発想法を、1冊の教科書にまとめました。
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隠れ家風トイレ
ただの屋外トイレではなく、落ち着ける隠れ家的空間としてデザインされたトイレです。自然を感じられる、心からリラックスできそうな空間になっています。木々や草花に囲まれた環境の中に溶け込むように設置されており、まるで森の中の秘密基地のようです。こんな空間でリラックスすれば、良いアイデアも自然と湧いてきそうですね。
ソファトイレ
座り心地を追求したソファ仕立てのトイレです。そのまま眠ってしまいそうな心地よさです。フカフカのクッションとアームレストが装備されており、長時間座っていても疲れない設計になっています。「ちょっとトイレに行ってきます」と言いながら、そのまま居眠りしてしまう社員が続出しそうです。
王様のトイレ
豪華なデザインの金ピカトイレです。肘掛のライオンの顔がなんともいい味を出しています。まるでヨーロッパの王室に置かれていそうな圧倒的な存在感があります。「王座」という言葉がありますが、このトイレはまさに現代の王座と言えるでしょう。用を足しながらも威厳を失わない、そんなコンセプトのトイレです。
節水トイレ
一見するとただのおしゃれなデザインのトイレですが、その正体は手洗いと一体化することで水を再利用する節水型の省エネトイレです。手を洗った水をそのままタンクに貯めて次回の洗浄に使う仕組みで、環境意識の高いデザインです。見た目のシンプルさと機能性を両立した、まさに現代らしいエコデザインと言えます。
ギタートイレ
ギタリスト御用達のトイレ。デザインだけでなく、実際に弦が張ってあるというこだわりの仕上げになっています。座りながら演奏できるというまさに一石二鳥なアイデアです。バンドのリハーサル中にひらめいたメロディをすぐ試せる、ミュージシャンには最高の環境かもしれません。ロック魂が宿ったユニークなトイレです。
ミュージシャントイレ
こちらはラッパやシンバルをあしらった、ミュージシャンのためのトイレです。いいメロディが思いつきそう!?壁や天井にも楽器が飾られており、まるで音楽スタジオのような雰囲気です。トイレの個室がそのまま録音ブースになったら面白いですが、さすがにそれは遠慮しておきたいところです。
大自然のトイレ
全てを自然に帰す、エコロジーなトイレ。トイレというよりは、どちらかというとオブジェに近いような感じです。コンポストトイレの一種で、使った後は自然に還元される仕組みになっているのかもしれません。自然の中に溶け込むそのデザインは、アウトドア派のトレッカーやキャンパーには特に刺さるアイテムです。
古代ローマ式トイレ
古代ローマスタイルのトイレ。悠久の歴史を感じさせてくれそうです。実際に古代ローマでは、トイレは社交の場でもありました。仕切りのない共同トイレで政治や哲学を語り合ったというのですから、現代のビジネスマンがトイレでアイデアをひらめくのも、ある意味ローマの伝統を受け継いでいると言えるかもしれません。
貴族のトイレ
木製の工芸品のようなトイレ。トイレにしておくのがもったいないような美しいデザインです。細部まで丁寧に彫刻が施されており、職人の技術の高さが随所に感じられます。ヨーロッパのアンティーク家具を思わせるこのトイレは、美術館に展示されていても違和感がないほどの完成度です。
データトイレ
プリント基盤をあしらった、なんともハイテクな感じのトイレです。近未来的でユニークなデザインですが、座り心地には少々疑問が残ります・・・。IT系のオフィスやガジェット好きな方の自宅に置いてあったら思わずニヤリとしてしまいそうです。「ここに座ればいいアイデアがコンパイルされる」なんて言われたら、毎朝通いたくなりますね。
光るトイレ
便座が光るトイレ。なぜトイレが光らなければいけないのかは置いておいて、インパクトはバツグンです。夜中に目が覚めてトイレに行く際、暗い中でもすぐに場所がわかるという実用的な側面もあります。また、LEDの色を変えることで気分やTPOに合わせたトイレタイムを演出できるかもしれません。
おもちゃ箱トイレ
まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなトイレ。所狭しとぬいぐるみや人形があふれています。夜はちょっと怖そうですね・・・。子どもが大喜びしそうな空間ですが、大人が使うには少し落ち着かないかもしれません。でもこれだけキャラクターに囲まれていれば、不思議とユーモアあふれるアイデアが生まれてきそうです。
ビジネストイレ
24時間仕事を忘れない、スーパービジネスマンのためのトイレ。わずかなトイレの時間も無駄にしない、できる男のためのトイレです。モニターやキーボードまで装備されており、トイレに座りながらメールの返信や資料作成ができる徹底ぶりです。「ワーカホリック」という言葉がありますが、これはもはやその域を超えています。でも実際、優秀なビジネスパーソンほどトイレでもアイデアが止まらないというのは一面の真実かもしれません。
スキージャンプトイレ
スキージャンプのスタート台をあしらったトイレ。かなり落ち着かなそうですが、一度座ってみたいですね。傾斜のついた座面は体幹を使うためか、自然と姿勢が良くなりそうです。「さあ、飛び出そう!」という気分になるデザインで、朝のルーティンに取り入れたらテンションが上がること間違いなしです。
カップルトイレ
なぜか異常に距離が近いトイレ。カップルのためのトイレのようですが、どのように使うのかは不明です。二つの便座が並んで設置されており、ある意味究極の「距離感ゼロ」を実現しています。ふたりの関係性を試す究極のシチュエーションと言えるかもしれません。これを一緒に使えるカップルは、本当の意味で「何でも話せる関係」なのでしょう。
古代戦車トイレ
ローマの古代戦車”チャリオット”をデザインしたトイレ。気分はベン・ハー!車輪や手綱のモチーフが忠実に再現されており、座った瞬間に闘技場へと気持ちがワープします。毎朝の支度前にここに座れば、一日の戦いに向けて士気が高まること間違いなしです。
ゴシックトイレ
ゴシック調の格調高いトイレ。ちょっとリッチな気分が味わえそうです。尖塔アーチや石造り風の質感が中世ヨーロッパの大聖堂を思わせます。日常の中のちょっとした非日常感を演出してくれるこのトイレ、自宅に導入すればゲストへの話のネタには事欠きません。
卵型トイレ
ロンドンにある近未来的デザインの個室トイレ。このままタイムトラベルができそうです。卵型のカプセルの中に収まるような感覚で、完全なプライバシーと静寂が保たれます。外の喧騒から完全に切り離されたこの空間なら、斬新なアイデアがポンポン浮かんできそうです。SFファンにはたまらないデザインです。
超オープントイレ
ありえないほどオープンなトイレ。壁を付ける予算がなかったのでしょうか・・・?プライバシーという概念を根底から覆す、究極のオープントイレです。眺望は最高かもしれませんが、使用者の精神力も相当なものが要求されます。「恥ずかしさを克服するための修行の場」として使う人がいるかもしれません。
メキシコ風トイレ
なんともメキシカンなデザインのトイレ。陽気な気分になれそうです。カラフルなタイルや骸骨のモチーフ(カラベラ)が随所に施されており、メキシコの伝統文化「死者の日」を思わせます。どんなに憂鬱な朝でも、このトイレに座ればラテンのリズムが体に流れてきて元気が出そうです。
2in1トイレ
昔流行ったテレビデオのように、洗濯機とトイレの機能が合体!省スペースで日本のご家庭向けです。一人暮らしの狭い部屋では、このような多機能家電・設備の需要は非常に高いです。「洗濯しながらトイレもできる」という発想の転換は、スペースの有効活用という観点から日本のモノづくりの精神とも通じるものがあります。
天使のトイレ
天使の羽が生えたトイレ。おもわず拝みたくなる神々しさです。純白の羽根が左右に広がるデザインは、まるでケルビムが降臨したかのような荘厳さを醸し出しています。「毎日の排泄も神聖な行為である」というメッセージが込められているのかもしれません。心が洗われるような、不思議な気持ちになれるトイレです。
アクアリウムトイレ
タンクがアクアリウムになっているおしゃれなトイレ。座ると水槽が見えなくなるのが玉にキズです。熱帯魚がゆったりと泳ぐ姿を眺めながらリラックスできる、癒し系トイレの極みです。魚の世話をしながらトイレも済ませるというマルチタスクぶりには脱帽です。ただ、給餌のタイミングには少し注意が必要かもしれません。
超巨大トイレ
北京の公衆トイレ。建物自体が巨大なトイレの形をしており遠くからでもよくわかります。迷子になっても、このトイレなら遠くからでも目印として機能するという実用性も兼ね備えています。観光地として人が集まるほどのインパクトがあり、実際に写真を撮りに来る観光客も多いそうです。サインデザインの究極形とも言えます。
ゲームトイレ
ゲームで遊べるトイレ。思わず時間を忘れそうですが、遊ぶ前に手はちゃんと洗ってほしいものです。コントローラーやモニターが内蔵されており、トイレタイムをゲームタイムに変えてしまうという発想です。「ゲームのためにトイレに行く」という本末転倒な状況が生まれそうですが、それはそれで楽しそうです。
氷のトイレ
なんと氷でできたトイレと浴槽です。おしりがしもやけになりそうですが大丈夫なのでしょうか・・・。アイスホテルのような施設に設置されているのでしょうが、使用後に溶けてしまうのでは掃除の手間が省けるというメリットがあるかもしれません。夏場の暑い日には最高のクールダウングッズになりそうですが、その前に心臓に悪そうです。
見つめられるトイレ
なんとも落ち着かなそうな男性用トイレです。マネキンのポーズがなんともシュールです。用を足している最中に視線を感じるというのは、心理的にかなりのプレッシャーです。でも逆に言えば、そのプレッシャーによって「早く終わらせよう」という集中力が高まり、仕事効率が上がるかもしれません。アドレナリンが出そうなトイレです。
対面式トイレ
トイレ中のたいくつな時間も、友達と一緒なら楽しく過ごせそう・・・でしょうか?二つの便座が向かい合って設置されており、目が合ったら笑うしかない状況です。「トイレでも人との繋がりを」というコンセプトなのかもしれませんが、普及するかどうかは微妙なところです。ある意味、究極のコミュニケーションツールと言えるかもしれません。
オリンピックトイレ
用を足しながらトレーニングができる画期的なトイレ。めざせメダリスト!バーベルやダンベルが備え付けられており、わずかなトイレの時間も無駄にしないアスリート精神が感じられます。「塵も積もれば山となる」ということわざがありますが、毎日のトイレタイムをトレーニングに変えれば1年後には確かに体が変わっているかもしれません。
マジックミラートイレ

なんと壁がマジックミラーになっているトイレです。もちろん外からは見えませんが、落ち着かないことこの上ない感じです。外の景色や人々の動きが丸見えの状態でトイレを使うというのは、相当な度胸が要ります。一方で、内側から見る景色はまるで都市のど真ん中に一人でいるような独特の解放感があるそうです。いったい何のためにこのようなデザインにしたのでしょうか・・!?
まとめ
いかがでしたか。
トイレ=用を足すものという既成概念にとらわれずに、使用者に新しい体験を与えてくれるユニークなトイレが世界にはたくさんあります。デザインや機能性だけでなく、ユーモアや文化的背景、さらにはエコロジーへの配慮まで、トイレひとつにこれほど多様なアイデアが詰め込まれているとは驚きです。
こうして世界のユニークなトイレを見てくると、「当たり前を疑う」ことの大切さを改めて感じます。ビジネスの世界でも、長年当然とされてきた慣習やプロセスを一度疑ってみることで、革新的なアイデアが生まれることは少なくありません。
トイレはきわめてプライベートな空間ですので、これらの例を参考に自宅のトイレを思い切ってあなた好みにアレンジしてみてはいかがでしょうか。あなただけのアイデアスポットが生まれるはずです。
世界中のユニークなトイレが教えてくれること——それは「どんな場所でも工夫次第でワクワクする空間に変えられる」ということです。固定観念にとらわれない発想こそが、仕事やプライベートを豊かにする第一歩になるのかもしれません。
source:Pinterest,Pics Portal,Daily News Dig
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