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企画力を鍛える7つの方法|ビジネスで使えるトレーニング

こんにちは、アイデア総研の大澤です。

企画力を鍛えたいけど、何から始めればいいの?」「毎回同じような提案しかできなくて、会議でいつも空気になってしまう…」——そんな悩みを抱えているビジネスパーソン、実はものすごくたくさんいます。

安心してください。企画力というのは、一部のクリエイティブな人だけが持つ特殊能力ではありません。正しい方法でトレーニングすれば、誰でも着実に伸ばせる能力です。今回は、ビジネスの現場で使える「企画力を鍛える7つの方法」をご紹介します。どれも今日から実践できるものばかりですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

企画力とは何か?まず基本を押さえよう

企画力の定義と重要性

「企画力」と聞くと、なんとなく広告代理店の人やデザイナーが持つセンスのようなイメージを持つ方が多いですよね。でも実は、企画力とは「目的に向かって、人を動かすアイデアを具体的な形にする力」のことです。

営業担当なら新しいキャンペーンを考える力、人事部門なら社員のモチベーションを上げる施策を提案する力、エンジニアならユーザー体験をよくする機能を企画する力——業種や職種を問わず、企画力はすべてのビジネスパーソンに求められるスキルです。

むしろ、「企画力は自分には関係ない」と思っている人ほど、ちょっとした改善提案ができずに損をしていることが多いんです。会議で「何かアイデアある?」と振られて黙ってしまう経験、一度はあるのではないでしょうか。

企画力がある人・ない人の差はどこにある?

企画力の高い人を観察していると、共通した特徴があります。

  • 日常のあらゆる場面から「おもしろいな」「なぜだろう」と感じるアンテナが高い
  • 自分のアイデアをすぐに言語化してメモする習慣がある
  • 他の人が「当たり前」と思っていることに素直に疑問を持てる
  • アイデアを「出す」だけでなく「選ぶ」判断力も持っている
  • 失敗を恐れず、とりあえずやってみる行動力がある

一方、企画力がなかなか伸びない人は、「自分にはセンスがない」とあきらめてしまっていたり、インプットが少なくてアイデアの引き出しが少なかったりします。また、「失敗したら恥ずかしい」という恐れからアウトプットを避けてしまうケースも多く見られます。

企画力は筋肉と同じで、使えば鍛えられ、使わなければ衰えます。だからこそ、日常的なトレーニングが大切なんです。「センスがないから無理」ではなく、「まだトレーニングが足りないだけ」という発想の転換が、最初の一歩です。

企画力を鍛えることで得られるビジネス上のメリット

企画力が上がると、ビジネス上でこんな変化が起きます。

まず、会議での発言が増えて評価が上がります。これまで「何か意見は?」と聞かれてもモゴモゴしていた人が、具体的な提案ができるようになる。これだけで、上司や同僚からの印象はガラッと変わります。日本の職場では「あの人は面白い視点を持っている」というだけでかなりの高評価につながります。

次に、問題解決のスピードが上がります。企画力が鍛えられると、「この問題にはこういうアプローチがあるな」という選択肢がすぐに浮かびやすくなります。課題が降ってきたとき、固まって考え込む時間が減り、動き出しが早くなる実感が得られるはずです。

さらに、キャリアの可能性も広がります。企画ができる人材は、どんな業界でも希少で貴重です。昇進・転職・副業問わず、企画力は強力な武器になります。「企画書を書ける」「アイデアを形にできる」というスキルは、AIが台頭するこれからの時代にも、人間ならではの価値として磨き続ける価値があります。

企画力を鍛える方法①②③:インプット編

①毎日のアイデアメモを習慣にする

企画力を鍛えるための第一歩は、アイデアを記録する習慣をつくることです。

「ひらめきが来たときだけメモすればいい」と思っているうちは、なかなか企画力は伸びません。ひらめきというのは、ただ待っているだけではやってきません。日々のインプットと思考の蓄積の上に、ようやく生まれるものです。

おすすめは、毎日3つだけアイデアをメモすること。「今日気になったこと」「改善できそうなこと」「もっとこうだったら面白いと思ったこと」など、テーマは何でもOKです。最初は質より量。ネタ帳を埋めることだけを目標にしましょう。

スマホのメモアプリでも、手書きのノートでも構いません。大切なのは「思いついたその場ですぐに記録する」ことです。人間の記憶は意外とあてにならないもので、「帰ってから書こう」は90%以上の確率で忘れます。今すぐ書くクセをつけることが、企画力を鍛える最も基本的な鍛え方です。

続けていくと、メモの量が増えるにつれて「あのメモとこのメモを組み合わせたら面白い企画になるかも」という気づきが生まれてきます。これが企画力の成長を実感できる瞬間です。

②他業界のヒット事例を研究する

企画力の高い人は、自分の業界以外のことにも積極的に目を向けています。

「自分はメーカーだからBtoB事業の事例しか勉強しない」——この姿勢だと、発想の幅がどんどん狭まっていきます。同じ業界の事例ばかり見ていると、みんなが同じようなことを考えるようになり、差別化できなくなってしまうんです。

逆に、飲食業の集客アイデアをITサービスに転用してみたり、スポーツチームのファン施策を社内エンゲージメントに活かしてみたりと、異業種の成功事例を自分のフィールドに”翻訳”する力こそが、企画力を鍛える非常に有効な方法です。

月に1冊でいいので、自分と全く関係ない業界のビジネス書を読んでみましょう。または、気になった商品・サービスについて「なぜこれがヒットしたのか?」を自分なりに分析する習慣もおすすめです。

たとえばコンビニで目に留まった新商品を見て、「なぜこのパッケージデザインなのか」「なぜこのタイミングで発売されたのか」「ターゲットは誰か」を30秒考えるだけでも、企画力のトレーニングになります。

③「なぜ?」「だから何?」の思考を鍛える

企画力を鍛えるための思考習慣として、最もシンプルで効果的なのが「なぜ?」と「だから何?」を繰り返すことです。

何かひとつの出来事に対して、「なぜそれが起きたのか?」「なぜ人々はそれを選ぶのか?」と深掘りしていくと、表面では気づかなかった本質が見えてきます。これはトヨタ生産方式でも有名な「5なぜ分析」の考え方に近いものです。

そして次に「だから何?」——つまり「その気づきは自分の仕事にどう活かせるか?」と問いかけます。この2ステップを繰り返すだけで、日常のあらゆる場面が企画力のトレーニングになります。

電車の中で広告を見るのも、コンビニの棚を眺めるのも、ニュースを読むのも、すべてが企画の教科書です。「これはなぜ?→だから何?」のクセがつくと、世界の見え方がガラリと変わってきます。最初は少し疲れるかもしれませんが、続けると自然とできるようになります。

この思考習慣が身につくと、次第に「企画のタネ」が日常のあちこちに見えてくるようになります。たとえば、駅のホームで長い行列を見て「なぜここだけ混むのか?どう改善できるか?」と考えたり、人気カフェの席配置を見て「なぜこのレイアウトが居心地よいのか?」と観察したりするようになります。こうした積み重ねが、企画力という筋肉を日々少しずつ鍛えていきます。

企画力を鍛える方法④⑤:思考力を磨く編

④フレームワークを活用して論理的に考える

アイデアを「感覚」で生み出すだけでなく、フレームワークを使って構造的に考える習慣をつけることも、企画力を鍛えるうえでとても重要です。

よく使われるフレームワークをいくつかご紹介します。

3C分析(Customer・Competitor・Company)は、市場環境を整理したうえでどこに打ち手があるかを考えるときに使います。「お客さんは何を求めているのか?」「競合は何をしているのか?」「自社の強みは何か?」の3つを整理するだけで、企画の方向性が見えてきます。

SCAMPER法は、既存のものを7つの視点(代替・組み合わせ・応用・修正・他の用途・削除・逆転)から見直すフレームワーク。既存サービスや商品の改善案を考えるときに特に使いやすいです。

マンダラートは、9つのマス目にキーワードを広げていく手法で、アイデア出しに行き詰まったときに便利です。

フレームワークはあくまでツールですが、慣れてくると「考えることへのハードルが下がる」のが最大のメリットです。思考が整理されると企画書のアウトラインがスラスラと書けるようになり、企画力の鍛え方として地道に積み上げることができます。

最初から完璧に使いこなそうとしなくてOKです。まず一つのフレームワークを選んで、実際のビジネス課題や日常の問題に当てはめてみる練習を繰り返してください。「習うより慣れろ」は、フレームワーク活用にも当てはまります。数回使うだけで、驚くほど思考の整理が楽になることを実感できるはずです。

⑤制約を設けてあえて発想の幅を広げる

「自由に考えていいよ」と言われると、かえってアイデアが出ないことはありませんか?それは企画力がないのではなく、自由すぎると考える軸が定まらないからです。

実は、適度な制約こそがクリエイティビティを引き出すトリガーになることがあります。

「予算が10万円しかない」「実施まで2週間しかない」「ターゲットを60代以上に絞る」——こういった制約を意図的に設けることで、「じゃあどうする?」という発想の回路が強制的に動き出します。

企画力の鍛え方として「もしも思考」もおすすめです。「もし自社の製品が1円で売れるとしたら?」「もし社員が10倍に増えたら?」「もしターゲットが逆の性別だったら?」など、非現実的な仮定から出発することで、普段とは全く違う視点が得られます。

制約や「もしも」設定は、企画アイデアを絞り出すときの「筋トレのおもり」のようなもの。最初はキツいけれど、繰り返すことで企画力が着実にアップしていきます。企画力の鍛え方として、ぜひ意識的に取り入れてみてください。

企画力を鍛える方法⑥⑦:アウトプット編

⑥定期的にミニ企画を作って提案してみる

企画力は、知識を蓄えるだけでは絶対に鍛えられません。実際にアウトプットすることで初めて本物の力になります。これはスポーツや楽器と全く同じです。理論を勉強するだけで上手くなる人は、まずいません。

おすすめは「ミニ企画チャレンジ」です。週に1回でいいので、テーマを決めてA4用紙1枚の企画書を作ってみましょう。

テーマは何でもOKです。「社内の会議をもっと効率的にするには?」「部署の採用活動を改善するには?」「ランチタイムを使って新スキルを習得するには?」——身近なテーマから始めると、企画する楽しさが実感しやすいです。

作ったミニ企画は、誰かに見せましょう。信頼できる同僚でも上司でも、家族でも構いません。「面白い」「わかりにくい」「ここを改善したら?」というフィードバックをもらうことで、自分では気づかなかった弱点が浮き彫りになります。

最初は恥ずかしいかもしれませんが、「見せるための企画を作る」という緊張感こそが成長を加速させます。日記と企画書の違いは、他者を意識しているかどうかです。

⑦フィードバックを積極的にもらい続ける

企画力を鍛えるうえで、最も成長を加速させるのは良質なフィードバックを受け続けることです。

「ダメ出しが怖い」という気持ちはよくわかります。企画を否定されると、自分の存在まで否定されたような気持ちになることもあります。でも、フィードバックは企画力の成長に欠かせない栄養素です。批判されることが嫌でアウトプットを避け続けると、いつまでたっても企画力は上がりません。

ポイントは、フィードバックを「人格の評価」ではなく「企画の改善材料」として受け取ること。「この企画がうまくいかなかった」のは「あなたがダメ」なのではなく「企画の設計に問題があっただけ」。そのギャップを一つひとつ埋めていくことが、まさに企画力の鍛え方そのものです。

フィードバックをもらったら、必ず改善版を作る習慣をつけましょう。「改訂するクセ」をつけることで、企画の精度がどんどん高まっていきます。最初は10点だった企画が、フィードバックを重ねることで70点、80点へと成長していく過程を楽しんでください。

職場でできる!企画力トレーニングの実践法

朝5分でできる発想力トレーニング

忙しいビジネスパーソンでも続けやすいトレーニングとして、「朝の5分間アイデア出し」があります。

毎朝5分、テーマを決めてアイデアを10個出してみましょう。テーマは何でもOKです。「月曜の朝をもっと楽しくするには?」「社内のコミュニケーションを増やすには?」「通勤時間を有効活用するには?」——少し真剣に考えると楽しくなるテーマほど、発想力が刺激されます。

最初は「10個も出ない!」となるかもしれませんが、それで全然OKです。続けていくうちに、アイデアを出すことへのハードルが驚くほど下がってきます。

大切なのは、質を問わないこと。バカっぽいアイデアも、非現実的なアイデアも、どんどん書き出してください。アイデアには「質より量」という鉄則があります。数を出し続けるうちに、「あ、これは使えるかも」というものが必ず生まれてきます。企画力の鍛え方として、これほどコスパの良いトレーニングはありません。

会議を企画力トレーニングの場にする

実は、普段参加している会議こそが最高の企画力トレーニングの場です。

会議に参加するとき、「今日は必ず1つ提案する」と決めてみましょう。最初は小さな改善案でも構いません。「このデータ、こういう見せ方のほうがわかりやすくないですか?」「次回のミーティングはこの順番で話したほうが効率的だと思います」——これくらいでも立派な企画提案です。

また、他の人の提案に対して「なぜこの方法が有効なのか?」「他にどんな選択肢があるか?」と心の中で考えながら聞く習慣をつけると、企画の評価眼が磨かれます。

さらに、会議が終わったあとに「今日の議題に対して自分ならどんな企画を立てたか?」を5分だけ考えてみましょう。この「事後企画」を繰り返すことで、実際のビジネス課題に対する企画力が着実に鍛えられます。

会議を「聞くだけの場」から「企画力を試す場」に変えると、同じ時間でも成長スピードが全く変わってきます。ぜひ明日の会議から試してみてください。

「会議での発言が増えた」「提案が通るようになった」「上司から『面白いね』と言われた」という変化は、企画力が着実に鍛えられているサインです。小さな変化を積み重ねながら、焦らず前進していきましょう。

まとめ

いかがでしたか。今回は、企画力を鍛える7つの方法をご紹介しました。

改めて整理すると、以下の内容でした。

  1. 毎日のアイデアメモを習慣にする
  2. 他業界のヒット事例を研究する
  3. 「なぜ?」「だから何?」の思考を鍛える
  4. フレームワークを活用して論理的に考える
  5. 制約を設けてあえて発想の幅を広げる
  6. 定期的にミニ企画を作って提案してみる
  7. フィードバックを積極的にもらい続ける

企画力は、センスではなく習慣で鍛えるものです。毎日のちょっとした意識の積み重ねが、半年後・1年後の大きな差を生み出します。

「どれか一つに絞るとしたら?」と聞かれたら、まずは①のアイデアメモから始めることをおすすめします。記録する習慣さえつけば、他の6つが次第に自然とできるようになっていくからです。ノートでもスマホでも、今日のうちに「企画用のメモ帳」を一冊用意してみてください。それだけで、あなたの企画力が動き出します。

「企画力を鍛えたい」と感じているあなたが、今日からできることを一つだけ選んで、明日から試してみてください。どれか一つでも継続すれば、必ず確実に変わります。心から応援しています!!

アイデア総研について

アイデア総研の研修風景
実際の研修・ワークショップの様子

アイデア総研は、企画力・発想力の専門機関です。代表の大澤は、世界累計5億個を超える販売実績を誇るベイブレードをはじめ、大ヒット商品の人生銀行夢見工房の開発者として知られています。ヒット商品を生み出してきた現場の経験をもとに、再現性のある企画力・発想力のトレーニングプログラムを提供しています。

これまでに5,000人以上のビジネスパーソンや学生への講義・研修を実施してきました。大阪公立大学・千葉大学・筑波大学・法政大学など全国の大学でも講義を担当しており、企画力の普及に精力的に取り組んでいます。

著書『おもちゃ流企画術』(実業之日本社)は、遊び心のある企画の作り方を体系的に解説した一冊として好評をいただいています。

研修・ワークショップは対面・オンライン・ハイブリッド形式に完全対応しており、全国どこでも実施可能です。1時間のショートセッションから6時間の本格ワークショップまで、御社のニーズや状況に合わせて柔軟にカスタマイズできます。

企画力の鍛え方を組織的に取り組みたい企業様、発想力トレーニングの研修をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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