アイデア発想の記事

心理学者が教える子どもの創造性を伸ばすための9つの方法

こんにちは、アイデア総研の大澤です。

以前の記事『あなたの子供の創造力を育むための7つの方法』に反響があったため、今回はこのテーマを掘り下げたいと思います。

多くの親にとって、子どもの創造性を伸ばすことは非常に関心のあるテーマです。しかし、学力や語学力を伸ばす方法はあちこちで触れられているのに対し、創造力を伸ばす具体的な手段はあまり知られていません。

日本と比較して、海外では子どもの創造性を伸ばすための教育・研究が盛んに行われています。今回は海外の心理学系サイト”PsychCentral“の人気コーナー”心理学の世界”より、“子どもの創造性を伸ばすための9つの方法”をご紹介したいと思います。

本職の心理学者によって監修された記事ですので、お子さまをお持ちの親御さんはぜひ参考にしてみてください。

子どもの創造性を伸ばすための9つの方法

子どもの創造性を伸ばすイメージ子どもたちは強い創造性を持つ、生まれながらの革新者です。創造性は知的・感情的・身体的な健康的成長を子どもたちにもたらします。ある研究によると、創造性が肉体的な痛みを軽減する作用があるともいわれています。

創造性は子どもに自信を与え、社会的な能力を発達させ、学ぶ意欲を高めます。これから紹介する9つの方法は、心理学の専門家による両親ができる子どもの創造性を伸ばすための実践的なアドバイスです。

1. 創造活動のための場所をあたえる

子どもの教育に関する多くの書籍の著者であるパム・アリーン氏は、子どもが創造活動に専念できるスペースを持つことの重要性を説いています。

これは、子どもに広くて立派なプレイルームを与えるという意味ではありません。たとえば古くなった衣装ケースのようなものでも十分です。どんなに窮屈な空間であっても、子どもたちは創造性を発揮することができます。子どもたちに、その場所がまるで宇宙からパワーを得ているように感じさせることがポイントだと彼女は語っています。

「自分だけの場所」を持つことで、子どもは主体的に創造活動に取り組むようになります。大人がその空間を管理しすぎないことも重要です。

2. シンプルな遊びをさせる

子どもがブロックで自由に遊ぶ様子子どものために凝ったプレイルームを作る必要がないのと同様に、創造性を育むために凝ったオモチャも必要ありません。

児童心理学者のシャーロット・レズニック博士は、子どもたちがシンプルなゲームや遊びを行うことを推奨しています。たとえばレゴで遊ぶ場合でも、何を作るか指示をするのではなく、子どもたちの想像力にまかせて好きなものを作らせるようにしましょう。

「正解」を決めてしまうと、子どもは正解を探すことに集中してしまい、自由な発想が生まれにくくなります。シンプルな素材ほど、子どもの想像力を引き出しやすいのです。

3. 自由な時間を与える

子どもたちに好きなことができる自由な時間を与えましょう。一日の間に、何をしてもよい時間を作ることは非常に重要です。その間は子どもたちが部屋で遊ぼうとぶらぶらして過ごそうとも、それは全くの自由です。

現代の子どもたちは、習い事・学校・宿題でスケジュールが過密になりがちです。しかし「何もしない時間」こそが、創造性の種を育む土壌になります。ぼんやりしている時間こそ、脳は新しいアイデアを結びつけているのです。

4. 子どもたちの想像の手助けをする

子どもの想像力を広げるための体験レズニック博士は、お子さんに世界を体験させることをすすめています。それは高額な旅行を行うことではありません。まずは子どもたちを図書館や博物館、屋外へと連れて行きましょう。

そして、アフリカのサバンナなど、遠く離れた場所の旅行を想像させましょう。「どんな動物にあえるかな?」「どんな景色かな?」「どんな匂いがするかな?」「動物はどんな鳴き声をするかな?」などと質問してあげましょう。

こうした「想像の旅」は、子どもの語彙力・表現力・好奇心を一度に高める効果があります。本や映像も有効ですが、親と一緒に言葉でイメージを膨らませることが特に効果的です。

5. 創造的な瞬間を共有する

アリーン氏は、子どもが最高のアイデアを思いついたり、創造的な瞬間が訪れたときを共有するようにすすめています。そして、いつその瞬間が訪れてもよいように、車に乗ってサッカーの練習に向かうときにも、ノートやiPadを忘れずに持っていくことを推奨しています。

子どもの「面白いこと思いついた!」という瞬間を見逃さないことが大切です。そのアイデアをすぐに記録し、「いいね!それってどういうこと?」と掘り下げてあげることで、子どもはアイデアを言語化する力を身につけていきます。

6. 創造的な思考法を学ばせる

子どもが大きくなるのにあわせて、彼らがどのような方法で問題の解決にアプローチし、どのように対処しているかを聞いてください。そして自分のアイデアを紙に書いたり、かんたんなマインドマップを作成することを教えてあげてください。

思考を「見える化」するスキルは、大人になってからも役立つ汎用スキルです。小学校低学年から「なぜそう思ったの?」「他にはどんな方法がある?」と問いかける習慣を作るだけで、論理的かつ創造的な思考力が育まれます。

7. 干渉するのをやめる

子どもの遊びに干渉しないことの重要性児童教育の専門家であるマイク・ランサ氏は、「子どもたちは自分たちで自由に遊ぶなかで創造性を発揮します。残念なことに過度な干渉は創造性の育成を阻害してしまいます。ですので、なるべく管理をせずに自由に遊ばせてください」とアドバイスをしています。

ランサ氏の長男は複雑なルールのおはじきを使ったゲームを”発明”しました。長男はしばらくの間兄弟に勝つことができ、またゲームがより面白くなるようにルールを改良しました。子どもたちは遊びの中で多くのことを学びます。

著名な心理学者であるアリソン・ゴピック博士は、赤ちゃんは生まれながらの科学者であり、自分自身で試してみることで情報を取り込み調整することができると主張しています。大人が干渉するのをやめることで、子どもたちは問題解決の方法を独自の方法で作り出すことができるのです。

8. 子どもたちの興味の手助けをする

あなたのお子さんの興味に常に注意をはらい、資料や活動をサポートしてあげましょう。たとえばランサ氏は長男が地質学に興味を持ったときに、岩のサンプルとともに地質学の本をプレゼントしています。

子どもが「これ好き!」と言ったことを流さず、少し深掘りできるきっかけを作ってあげることが大切です。図書館で関連書籍を探す、専門家に話を聞く機会を作る、体験教室に連れて行くなど、興味を行動に結びつけてあげましょう。

9. あなた自身の創造性に時間をかける

子どもたちは両親の姿を見ることで、さまざまなことを学びます。創造性に関しても同様であるとレズニック博士は語っています。

ある女の子の母親は、女の子が絵を描いているときにリビングルームに”アートジャングル”を作るアイデアを考えました。アートジャングルを作るのは大変な作業でしたが、結果的に家族の誰もが楽しい時間を過ごしました。

両親が率先して創造性を見せることで、自然と子どもたちの創造性も伸びてゆくでしょう。「親が楽しそうに何かを作っている」という姿を見せるだけで、子どもは創造することへのポジティブなイメージを持つようになります。

まとめ

いかがでしたか。心理学者が提唱する、子どもの創造性を伸ばすための9つの方法をご紹介しました。

子どもは生まれながらにして創造性のタネを宿しています。大切なのは、そのタネを潰さないこと。過度な管理・過密なスケジュール・「正解」を押しつける習慣が、子どもの創造性を知らず知らずのうちに摘んでしまうことがあります。

ご両親はお子さんの創造性の成長を阻害しないように、環境を整えながら温かく見守ってあげましょう。そうすることで、かならずお子さんの創造性が開花することでしょう。これら9つの方法を日常に少しずつ取り入れていただければ幸いです。

source:psychcentral.com

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