こんにちは、アイデア総研の大澤です。
何も無いところから何かを生み出すことのできる”創造力”は、人が生きていくうえで欠かすことのできない能力です。
西暦2045年にはコンピューターの能力が人類を超えるという予測もあり、今後10~20年の間には現在ある仕事の約半分が無くなるだろうといわれています。
そのような背景から、今後の社会の中で創造力の高さがより一層問われるようになることはほぼ確実です。
お子様をお持ちの方は、子どもの創造力をできる限り伸ばしてあげたいと誰しも思っていることでしょう。
ですが、現在の日本の学校教育は必ずしも子どもの創造力を伸ばすようなカリキュラムになっているとはいいがたい状況です。
だからこそ、親であるあなたがすすんでお子様の創造力を育むための環境づくりを行う必要があります。
今回は海外記事”7 Ways to Foster Creativity in Your Kids”より、子どもの創造力を育むための7つの方法をご紹介したいと思います。
あなたの子供の創造力を育むための7つの方法
多くの人々は、”創造性”は子ども達が生まれながらにして平等に持っている先天的な才能であると考えています。
しかし全ての子どもが同じ能力を持っているわけではないように、全ての子どもが等しく創造的なわけではありません。
実際には創造性は先天的な才能ではなく、親が子どもの発育を助けることができる後天的な能力なのです。
創造性は健康で幸福な人生を送るための重要な要素であり、親たちが子どもと一緒にトレーニングするべき中核的な能力です。
創造性は芸術的・音楽的な表現に限らず、科学や数学、さらには社会的・感情的知性にとっても不可欠です。
創造的な人々はより柔軟に問題を解決にみちびき、技術的な進歩に適応し、目の前のチャンスを手に入れることができるようになります。
おもちゃ会社やエンターテイメント企業は子ども達の創造力を補うためのさまざまなものを与えています。
子ども達はただの棒きれを、ゲームや物語の中の剣であると想像する必要はありません。
彼らは本物と同じデザインの衣装を着て、本物そっくりなライトセイバーを持ってスターウォーズごっこができるのです。
一方で、そのことで子ども達の創造力を伸ばすチャンスを失ってしまっているかもしれません。
これから、あなたの子ども達の創造力を養うためのいくつかのアイデアをご紹介します。
創造のために必要な”資源”を与える
一つ目の重要な資源とは”時間”です。
子どもたちが創造力豊かに過ごすためには多くの時間を必要とします。
そして、そのためにはオモチャやゲームのような商業的なモノは必要ではありません。
二つ目の資源は”スペース(空間)”です。
子ども達には自由に創造性を発揮できる空間が必要です。
屋根裏部屋やガレージ、部屋の孝部などの特定の場所を子どもに自由に開放しましょう。
三つ目の資源は画材、安価なカメラ、服や建築の素材などの”ガラクタ”です。
それらを子どもの扱いやすい入れ物に入れて、自由に遊ばせてみましょう。
創造のための”培養ケース”を作る
創造のためのスペースを作ったら、次に創造的な雰囲気を醸成する必要があります。
あなたは、子ども達が思いついたアイデアに対して評価をしようとする衝動に抵抗しなければなりません。
例えば今週の週末に何をしたいか、子ども達がこれまでにやったことのないことを思い浮かべるように促したとしましょう。
その際に、どのアイデアが実現可能か、またはどのアイデアが最善かを決めるようなことはしないでください。
創造的な活動の焦点は、評価ではなく新しいアイデアを生み出すことであるべきです。
たくさん失敗することを奨励しましょう。
失敗を恐れる子どもは、自分自身の創造性を抑制してしまいます。
あなたが最近してしまった失敗をシェアしましょう。
あなたの好きなアーティストやミュージシャン、科学者について、お子様にいろいろと教えてあげてください。
あなたが興味のある建築物や写真家、一日中聴いていたい新しいバンドについて話しましょう。
変化することがエキサイティングであるのを教えるために、Twitterのような新しいテクノロジーに触れさせてください。
自由と自律性を与える
外部からの制約は、子ども達の思考の柔軟性を低下させる可能性があります。
ある実験では、正しいやり方を子ども達に教えたことで、作業を達成するための創造的な発想が減少しました。
良い大学に入らなければならない、という恐怖心を植えつけるのはやめましょう。
良い大学に入れば、必ずしも人より幸せな人生を送れるとは限りません。
読書や芸術への参加を奨励する
子どもの好きな作家の書いた本を全て読ませましょう。
落書きや遊びのためのリハーサルなど、創造的な活動をどんどんさせましょう。
そのための時間を作るために、テレビやゲームの時間に制限を設けましょう。
発散的思考を促す
問題に対する解決方法として、複数のアプローチを考えることを推奨しましょう。
もし子どもが問題をうまく解決したら、次も同じ方法をとることをすすめてはいけません。
もっと別の、新しい解決方法を見つけるように促しましょう。
創造性を発揮するための報酬を与えない
報酬を与えることは、思考の柔軟性を低下させ、創造的なプロセスを妨害します。
子ども達を報酬やインセンティブで動機付けようとするのではなく、創造的な活動の本質にモチベーションを持てるように育てましょう。
例えばピアノを練習する子どもに報酬を与えるかわりに、子どもがもっと楽しめる何かをすることを許可してあげてください。
もしかしたら机に向かって科学の本を読むことをするかもしれません。
達成のための手助けをしない
子どもが何かをするためのプロセスを評価しましょう。
あなたがするべき唯一のことは、子どもがとったプロセスについて質問することだけです。
楽しかったですか?やり遂げましたか?それをすることで何を学びましたか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここであげられた7つの方法は、どれも親の心がけ次第で今日から始められるものばかりです。
創造力は学校の教育の中では十分に伸ばすことはできません。
お子様の創造力を伸ばすのは、親であるあなたの重要な役割なのです。
21世紀を生きる子供たちのために、創造性という大きなプレゼントをあたえてあげましょう!
source:GreaterGood
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