クリエイター図鑑

UIデザイナーの主な仕事内容・なり方・転職について

こんにちは、アイデア総研の大澤です。

「UIデザイナーになりたい」「UIデザイナーに転職したいけど、何から始めればいいかわからない」——そんな悩みを抱えているサラリーマンの方も多いのではないでしょうか。

近年、スマートフォンアプリやWebサービスの普及に伴い、UIデザイナーの需要は急速に高まっています。一方で「UIデザイナーって具体的に何をする仕事?」「未経験でも転職できるの?」と疑問を持つ方も少なくありません。

この記事では、UIデザイナーの仕事内容・必要なスキル・転職のコツまで、わかりやすく解説します。これを読めば、UIデザイナーへのキャリアチェンジに必要な情報がひと通り揃います。

UIデザイナーの仕事内容

UIデザイナーのイメージ

UI(ユーザーインターフェース)デザイナーとは、WebページやアプリでユーザーがE直接操作する部分のデザインを担当する職種です。

「ユーザーインターフェース」とは、人とコンピュータが接する境界面のこと。ボタンの形・色・配置、メニューの構成、テキストの読みやすさ、アイコンのデザイン……ユーザーが目で見て手で触れるすべての要素がUIに含まれます。

UIの出来はWebページの導線に大きく影響し、直接的にサイトの売上を左右します。たとえば「購入ボタンの色を変えただけでコンバージョン率が30%上がった」という事例は珍しくありません。だからこそ、デザイナー業界の中でも近年特に注目されている職種のひとつです。

UIデザインが求められる場面は、Webサイトだけではありません。スマートフォンアプリ、ゲーム、銀行のATM、カーナビ、オーディオ機器など、人が操作するあらゆる製品・サービスにUIデザインの考え方が活かされています。

UIデザイナーの主な業務は以下のとおりです。

  • ワイヤーフレームの作成(画面レイアウトの設計図)
  • UIデザインカンプの制作(実際の見た目のデザイン)
  • プロトタイプの作成とユーザーテスト
  • デザインシステム・スタイルガイドの整備
  • エンジニアへのデザイン仕様の共有・実装サポート
  • プロデューサー・ディレクター・グラフィッカーとの連携

特に重要なのは、チームとのコミュニケーション能力です。UIデザイナーは単独で作業を完結させる職種ではなく、プロジェクトメンバー全員と密接に連携しながら、ユーザーにとって最適な体験を実現していきます。

UIデザイナーになるには

UIデザイナーになるために、まず身につけるべきスキルを整理しましょう。

必須のデザインツールスキル

UIデザイナーには、まずIllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトの基本スキルが必要です。これらはあらゆるデザイン系の職種でも共通の必須スキルですので、早い段階で習得しておきましょう。

加えて、UIデザインに特化したツールとして近年主流になっているのがFigmaです。かつてはSketchが定番でしたが、現在はFigmaが業界標準となっています。クラウドベースでチーム共同作業がしやすく、プロトタイプ作成もできるため、UIデザイナーを目指すなら優先的に習得することをおすすめします。

UXの基礎知識

UIデザイナーには、UI(見た目・操作性)だけでなく、UX(ユーザー体験全体)の知識も求められます。ユーザーがどんな目的でサービスを使い、どのような体験を期待しているかを理解したうえでデザインをする必要があるからです。

「なぜユーザーはここで迷うのか?」「どうすれば直感的に操作できるか?」という問いを常に持ちながら設計する姿勢が、優れたUIデザイナーの条件です。

引き出しを増やす習慣

UIデザインはどれだけ引き出しを持っているかが重要です。普段からさまざまなアプリやWebサービスを実際に使ってみて、「使いやすいと感じたUIはなぜ使いやすいのか」「逆に使いにくいと感じた理由は何か」を意識的に分析する習慣をつけましょう。

良いUIを見つけたらスクリーンショットを撮ってメモしておくのがおすすめです。これが将来の自分のデザインに活きてきます。

UIデザイナーに求められる資質とは

UIデザイナーに必要なのは、クリエイティブな能力だけではありません。以下の3つの資質が特に重要です。

1. 柔軟性

デジタルの世界はトレンドの移り変わりが非常に速いです。昨年まで主流だったデザインが今年には古くなる、ということも珍しくありません。新しいデザイントレンドやツール、技術を積極的に取り入れる柔軟性が求められます。

2. バランス感覚

UIデザインでは、見た目の美しさと使いやすさのバランスを取ることが重要です。デザイン的に美しくても使いにくければ意味がなく、使いやすくても見た目が悪ければブランドイメージを損ないます。さまざまな要素をほどよく調整できるバランス感覚が必要です。

3. 論理的思考力

「なぜこのデザインが使いやすいか」「なぜユーザーはここで離脱するか」を論理的に説明できる能力が求められます。クライアントやチームメンバーにデザインの意図を伝えるプレゼンテーション力もセットで磨いておきましょう。

UIデザイナーへの転職

UIデザイナーへ転職するための最短ルートは、まずWebデザイナーとして実務経験を積むことです。

実際にWebデザイナーからUIデザイナーに転身するパターンは多く、求人案件でも「Webデザイナーとしての実務経験○年以上」という条件が設定されることがあります。Webデザインの仕事を通じてデザインツールの使い方・クライアントとのやり取り・制作フローなどの基礎を身につけることが、UIデザイナーへのステップアップにつながります。

また、最低限IllustratorやPhotoshop、Figmaを実務レベルで使いこなせることが採用の最低ラインとなっているケースが多いです。独学でも習得できますが、オンラインスクールを活用すれば効率的にスキルを身につけられます。

今後UIデザイナーのニーズはさらに高まると見られており、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の流れの中で企業のUI改善需要は増加の一途をたどっています。一度実務経験を積んでしまえば、その後の転職には不自由しない職種といえるでしょう。

未経験からUIデザイナーへ転職するには

完全未経験からUIデザイナーへの転職を目指す場合、以下のステップを踏むのが現実的です。

ステップ1:独学またはスクールでスキルを習得

まずはFigmaやPhotoshop・Illustratorの基本操作を習得しましょう。YouTubeや書籍でも学べますが、効率よく体系的に学びたいなら、デザイン系のオンラインスクール(たとえばデイトラ、Schoo、インターネットアカデミーなど)の活用がおすすめです。

ステップ2:ポートフォリオを作る

UIデザイナーの転職活動では、ポートフォリオ(作品集)が最重要の選考材料になります。実務経験がなくても、架空のアプリや既存サービスのリデザイン案を作ってポートフォリオに載せることは有効です。

「なぜこのデザインにしたか」の設計意図を言語化できるよう、ポートフォリオにはデザインの過程と理由も一緒に記載しましょう。

ステップ3:転職エージェントを活用する

未経験からクリエイティブ職への転職では、転職エージェントの活用が非常に効果的です。専任のキャリアアドバイザーが、あなたのスキルや希望に合った求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策もサポートしてくれます。

クリエイティブ職の求人はクローズド(非公開)のものも多く、転職エージェントごとに持っている求人情報が異なります。そのため複数のエージェントに登録することが転職成功の近道です。

UIデザイナーの年収・将来性

UIデザイナーの年収は、経験・スキル・企業規模によって大きく異なりますが、一般的な相場は以下のとおりです。

  • 未経験〜1年目:年収280万〜350万円程度
  • 2〜5年目:年収350万〜500万円程度
  • 5年以上(シニアクラス):年収500万〜800万円以上

フリーランスのUIデザイナーになると、スキル次第で年収1000万円を超えるケースもあります。特にWebアプリ・スマホアプリのUIデザイン経験が豊富な人材は、フリーランス市場でも引き手あまたの状態です。

将来性という観点でも、UIデザイナーは非常に有望なキャリアです。日本でもDX推進の波が続いており、多くの企業がデジタルサービスの使いやすさ改善に投資しています。AIツールの普及により一部の作業は自動化されつつありますが、「ユーザーの気持ちを理解してデザインする」という本質的な部分は人間にしかできません。

むしろ、AIツール(Figma AIやAdobe Fireflyなど)をうまく活用できるUIデザイナーほど生産性が高まり、より付加価値の高い仕事に集中できるようになるでしょう。

UXデザイナーとの違い

UIデザイナーに似た職種として「UXデザイナー」があり、混同されることも多いので整理しておきます。

UIデザイナーは、画面の見た目・操作部分のデザインを担当します。ボタンの色やフォント、レイアウトなど「ユーザーが目で見て触れる部分」がUIデザインの守備範囲です。

UXデザイナーは、ユーザーがサービスを使う体験全体を設計します。ユーザーリサーチ、カスタマージャーニーマップの作成、情報設計(IA)など、UIよりも広い視野で「ユーザーがどう感じるか」を設計するのがUXデザインです。

実際の現場では、UIとUX両方を担当するデザイナー(UI/UXデザイナー)も多く、どちらの知識も持っていると転職市場での評価が高まります。

まとめ

いかがでしたか。UIデザイナーの仕事内容・必要スキル・転職方法についてまとめてきました。

UIデザイナーは、デジタル社会の発展とともに需要が急拡大している注目職種です。未経験からでも、正しいステップを踏めば十分に転職できます。

まとめると、UIデザイナーへの転職に必要なことは以下の3点です。

  • Figma・Illustrator・Photoshopなどのツールスキルを習得する
  • ポートフォリオを作り、デザインの意図を言語化できるようにする
  • 転職エージェントを複数活用し、非公開求人も含めて幅広く探す

クリエイティブな仕事への転職は「センスがないと無理」と思われがちですが、UIデザインは論理と分析のうえに成り立つ職種でもあります。好奇心と粘り強さがあれば、未経験でも十分に活躍できます。ぜひ一歩踏み出してみてください。

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