こんにちは、アイデア総研の大澤です。
実務で経験やキャリアを積むにつれて、物ごとを効率よく無駄なく進めることができるようになりますが、ふと振り返ると創造性が失われてると感じることはないでしょうか。
まだ何も知らない新米の時期はできないことも多かったと思いますが、何ができないのかわからない分創造性にあふれていたといえないでしょうか。
では、創造性はキャリアを積むことで失ってしまうものなのでしょうか。
そもそも、創造力を失う原因は何なのでしょうか。
今回は、それを知るヒントとしてクリエイティブ・シンキングの専門家であるMichael Michalco氏の”21 ways to kill creativity”「創造力を殺す21の方法」をご紹介したいと思います。
いつもと同じ方法で考えましょう
何らかの問題に直面したときには、過去にあなたが問題を解決したときに使った方法を使いましょう。
そして、その問題に対して最も確率の高い解決法を論理的に選択し、他の可能性のあるやり方はすべて排除するようにしてください。
問題のみに焦点をあわせましょう
論理的にものごとを考えるためには、あなたの思考の中から何を除外するべきかを知ることが重要です。
あなたの思考から、検討すべき問題と関係のないものをすべて取り除きましょう。
もしあなたが新しい”缶切り”を作りたいのであれば、既存の缶切りはどのように作られているかを検証しましょう。
そして、すでに存在しているものを改良することのみ注力するのです。
いつもしているのと同じことをしましょう
もしあなたがいつもしているのと同じことをすれば、いつも得ているものと同じものを得ることができます。
これによって、失敗を最小限に抑えることができます。
私たちは自分たちの”経験”によって生成されているのです。
あなたが快適と感じる場所にとどまり続けましょう。
あなたと無関係な場所を探検しようとすることは時間の無駄です。
恥をかかないようにしましょう
あなたは周囲から、あなた自身の経歴や知能指数、教育などによって分類されています。
あなた以外のだれかのふりをして、家族や友人、そして自分自身に恥をかかせるのはいけないことです。
つねに原子は原子であり、他の何でもないのです。
自分の限界知りましょう
私たちのほとんどは、創造的であるための遺伝子や家系、知性、教育を持っていません。
「自分は創造的ではない」という心の中の声に耳をかたむけましょう。
リスクをとるのはやめにしましょう。
もしあなたが自分のために働くのなら、できるだけ危険な行動をさけましょう。
もしあなたが誰かのために働くのなら、自身が創造的なアイデアのためにコストをかけていないことを思い出しましょう。
そして、決まった給料を受け取る幸せをかみしめましょう。
懐疑的になりましょう
たとえいつアイデアが提供されても、それを分析し、批判し、判断するようにしましょう。
判断を先延ばしにするのはやめましょう。
常に懐疑的であるために、それができない理由やうまくいかない理由を探しましょう。
データはありますか?研究結果は?うまくいくという証拠は?
アイデアを提案した人の経歴は?
人々が常に”知恵”と”懐疑”を同一視することを覚えておきましょう。
必ず専門家に聞きましょう
専門家はそれぞれの分野において研究をかさね、何が可能で何が不可能かを知り尽くしています。
あなたはどうでしょうか?
彼らの専門知識を尊重し、彼らのアドバイスに疑問を持たずに従ってください。
やったことがないことを試すのはやめましょう
過去に成功したことのある経験や知識のみを指標にしましょう。
一度も試されたことのないことには、試されてないだけの理由があるのです。
失敗をさけましょう
もしあなたが何も新しいことをしようとしなければ、失敗をさけることができるでしょう。
失敗はあなたの経歴を傷つけてしまいます。
”失敗した”というラベルを貼られたいですか?
何が起きようと責任を感じるのはやめましょう
もしあなたが失敗やリスクを避けるのならば、新しいことを試すのはやめて、あなた自身が責任を負わなくて済む範囲のことをしましょう。
もしあなたが失業しているのであれば、それはきっと経済や政治など周囲の環境のせいです。
もしあなたの会社が不調であるなら、それはきっとフェアでない競争のせいであり、あなたのせいではありません。
あなたの人生を決まりきったものにしましょう
毎日同じラジオを聴いて、同じ雑誌や新聞を読み、休暇には同じ場所を訪れましょう。
同じレストランにいって同じ注文をし、同じ人と話し、同じ番組を見ましょう。
それによって、あなたの感じる日々のストレスを最小限にすることができます。
質問をするのはやめましょう
質問をすることで、あなた自身の知識や理解の不足が露見してしまいます。
それによって、友人や同僚の信頼を失ってしまうかもしれません。
子供のころ、大人に「それはおろかな質問だ」といわれたことを思い出しましょう。
そして、同じ過ちをおかさないようにしてください。
あいまいさを避けましょう
あいまいさは優柔不断さや混乱の原因となります。
アリストテレス論理学では、すべてものがAかAではないかのどちらであると述べています。
空は青か青でないかのどちらかです。
あなたの判断は正しいか間違っているかのどちらかです。
グレーや中間は存在しません。
あいまいさは混乱をもたらします。
ものごとを理解できないときに感じる”何か”を信用しないようにしましょう。
大人としてふるまいましょう
人生や問題に、断固とした決意を持ってアプローチしましょう。
たとえブレインストーミング中であっても、ユーモアや遊びは禁物です。
子供のようにふるまって恥をかくのはやめましょう。
常に問題点のみに100%フォーカスしましょう。
人々を分類しましょう
彼らは経験豊かですか?知的ですか?風変わりですか?何をしていますか?
どのくらいお金を持っていますか?
周囲から尊敬されていますか?
どんな人生を送っていますか?
どういう人のアイデアに注意を払うべきか、あらかじめ考えておきましょう。
物理学者とゴミ収集人のどちらの意見が重要ですか?
多様性を避けましょう
友人は慎重に選びましょう。
あなたと同様の教育、家柄、宗教、政治観、および信念も持っていることが重要です。
あなたの心理状態が常に良好であるために、あなたの信念やアイデアを肯定してくれる人と一緒にいることが必要なのです。
真実はひとつだけしかありません
あなたが答えを求めるときに、選択肢を探して時間を無駄にするのをやめましょう。
優柔不断はやめにしましょう。
”時は金なり”です。
直感を信じるのをやめましょう
ものごとの本質を探ることは、おろかで無駄なことです。
実用性を求めましょう
空想に時間を費やすのは無駄なことです。
決して実現できない夢や空想に費やす時間は、あなたの人生に不必要なものです。
アイデアをメモするやめましょう
もしあなたのアイデアに少しでも価値があるのならば、それを忘れないはずです。
もしあなたがそれを忘れてしまったなら、それはそもそも覚えるに値しないものだったのです。
行動するのをやめましょう
すべての芸術は、最初に描かれた孝本の線から生まれます。
最初の線が引かれなければ、芸術は生まれません。
同様に、もしあなたが何も行動しなければ、悪い結果は生まれません。
行動を避けましょう。
行動しなければ、絶対に失敗しません。
もしあなたがどうしても行動しなければならない場合は、何も予想外のことがおきないであろう完璧な計画をたててからにしましょう。
その計画の細部まで、人やモノについて検証しましょう。
あなたの計画が完璧であると確証が持てるまで、何もしないでおきましょう。
常に完璧主義者でありましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これら21の項目は”こうしてはいけない”という、とるべきではない行動のリストですが、いつのまにかこの中のいくつかが習慣になっていることに気づきませんでしたか?
”こんなことはありえない”と、これら全ての項目を最後まで笑いながら読むことができましたでしょうか?
もしあなたが最近クリエイティブでないと感じることがあったら、このリストを見返してみてください。
そして、日々の習慣を改めるきっかけにしてください。
きっとあなたがかつて持っていた創造性を取り戻すことができるはずです。
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