こんにちは、現役人事ライターの高橋弘樹です。
20代で、未経験から理系の研究・開発職に転職してみたい。
どうしてもエンジニアになりたいけれど、いまからやって間に合うのかな?
学部卒で大学院を出ていないけれど、開発職に就きたい。
本当に研究・開発職に未経験で就業することは可能なのだろうか。
考えれば考えるほど不安になってくる。
その不安な気持ち、とてもよく分かります。
今回は、未経験で人気の研究・開発職に転職する方法についてご説明いたします。
少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。
研究・開発職には文系の出身者も一定数存在する
あまり知られてはいませんが、研究・開発職の正社員に関しては、文系の出身者も一定数存在します。
理系の学校の出身ではなく、それまでの雇用歴もパートや派遣出身者であるケースもあります。
派遣社員や契約社員からの正社員登用で開発職に就職する人も多くいるのです。
なぜこのような現象が起きるのかについて、詳しく説明させて頂きます。
その理由としては、文系出身であっても資格を持っているパターンがあるためです。
CAD資格は有利になる!
転職希望者がCADの資格を持っていれば、実は開発の部署に配属される可能性が高くなります。
CADの資格取得は職業訓練校などで取得できますし、持っているとそれだけで採用される確率がアップする非常に珍しい資格です。
日本の転職では資格はほとんど採否に影響しないと言われていますが、その理由としては職務適正と資格に相関性がない点があります。
資格は転職に関係ない!?本当のところはどうなのか。
未経験の転職で一番重要なのは、未経験でもこの仕事で頑張りたいという意欲を示すことです。
職務に直結しない資格は基本的に転職では役に立ちません。
また矛盾するようですが、職務に直結する資格を持っていたからといって簡単に内定は出ません。
特に中途採用者は即戦力採用というのが日本企業では当たり前の考え方です。
資格の立ち位置はあくまでの能力の補助という考え方になっています。
ここで重要なポイントですが、資格が能力の補助であるということを念頭に置いておけば未経験でも資格さえ持っていれば採用される可能性が高まるということです。
資格は知識を証明するものであって、経験の補助に過ぎません。
CADの資格を取得すれば開発職に必要な最低限の知識を得ることが可能ですし、何よりも入社してから頑張るという意欲の証明になります。
意欲と知識の証明のため、という点に関してはCADの資格を持っておけば有利です。
未経験者が転職で一番気にしている実務経験について
未経験者が転職で一番気にしているのは「実務経験がない」という部分だと思います。
先述した通り、日本の転職市場は実務経験を重視します。
しかし、それは文系の営業職や事務職などであることがほとんどです。
その理由としては、文系職種に関しては教育コストがかからないことを念頭に採用を進めているためです。
文系職種の代表格である営業職は非常に募集が多いですが、みなさんはその理由を「ブラックな職種だから常に求人をしている」と思われているかも知れませんね。
しかし、実はそうではありません。
営業職の場合には成果を徹底的に重視するため、教育不要なので求人が多いのです。
営業職の場合は成果で評価を決定しますし、営業手法に関しては会社ごとのルールに従うというより実際に売ってきて成果を上げることが可能な人材が好まれます。
一方で理系職種というものは、ある程度教育を行うことが前提で採用を行います。
いくら他社で優秀な技術職だといっても、実際に入社して実務を行うまでは実力が発揮できるかは分かりません。
加えて、技術職は慢性的な人手不足になっています。
20代であればいまから教育しても十分にコストの回収が出来ると考えている企業も多く、未経験でも転職することが比較的容易です。
20代で理系職種へ挑戦する場合には、転職サイトを活用しよう!
20代で理系職種を目指す場合には、転職サイトの積極的な活用をおススメいたします。
転職エージェント、ハローワークといった手段にはデメリットがあります。
転職エージェントはそもそも経験者向けに求人を紹介することが多く、登録しても経験職種の求人を送ってくることが多くなります。
またハローワークは採用コストは0円で活用することが可能なため、そもそも採用にお金をかけられない企業が活用しているので、未経験から転職活動を行ったとしても教育制度に期待できません。
転職サイトであれば未経験者であっても転職活動をすることが可能ですし、求人広告の掲載料金はそこそこの値段がするため、求人にお金をかけられる企業が多いことから、入社後の教育にも期待が持てます。
資金力の差が教育コストへの差となってくることも多いので、転職サイトの活用をおススメいたします。
まずは未経験からの転職を得意とするハタラクティブ あたりから転職活動をはじめてみてはいかがでしょうか。
転職サイトを積極的に活用する事で、未経験からの理系職種への内定を勝ち取りましょう。
みなさまの新たな職場での活躍をお祈りしております。
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