【完全保存版】一番わかりやすいマインドマップ書き方講座

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こんにちは、アイデア総研の大澤です。

私がマインドマップを日常的に使い始めてから、はや15年近く経ちました。

きっかけは出張先でふらっと入った古本屋でトニー・ブザン氏(マインドマップの考案者)の本を目にしたことでした。

わずか100円で購入した本でしたが、一度読み出すと止まらなくなり、まさにその日からマインドマップを書きだしたことを昨日のように思い出します。

私は日常的にマインドマップを使っています。

会議の際のメモ取りにも、自分の企画・発想メモにも、打ちあわせでも使うので、マインドマップをはじめて見る人は興味を持って「マインドマップの書き方を教えて欲しい」と頼んできます。

そのたびに私は、トニー・ブザン氏が書いた公式のマインドマップ本や、マインドマップインストラクターの公式HPなどを教えてあげていたのですが、いまひとつマインドマップの素晴らしさが伝わらない現実に気づきました。

というのも、公式のマインドマップの書き方を学ぶと「難しすぎて自分にはできない」と諦めてしまう人が多かったのです。

例えば、カラーペンを多用してマップを書くというルール、イメージ(絵)を書くというルール、枝(ブランチ)には文章を使ってはいけないなどのルールに縛られて、マインドマップが窮屈なものになっているようでした。

実際にビジネスの現場で使うマインドマップは、それほどカラフルなものではなかったり、単語ではなく文章だったり、自分だけがわかればよい簡略化したものなのに、公式な方法を学ぶことが逆にハードルを上げすぎている状況に気がついたのです。

そこで、私が15年ほど独学で身につけてきたマインドマップの書き方を、7つのステップに分けて記事として公開したいと思います

初心者の方も「あ~、こんな感じでいいんだ」と思えると、自然にマインドマップが書けるようになるはずです。

そのため、ここで公開する内容は「公式」の方法とはいくぶんか異なりますが、私が実際に使用する中で編み出してきた実践的な方法ですので、ぜひ参考にしていただければと思います。

実際にマインドマップを書けるようになるまでは、ぐにゃぐにゃした線や奇妙な形の図形?に抵抗があるかもしれませんが、一度書き方のルールを覚えてしまうと、自転車に乗る技術と同じようにそれほど意識しなくてもマインドマップを書けるようになります。

マインドマップは脳の構造とぴったり合ったノート法なので、それほど難しくなく誰でも実践できるのが素晴らしいところです。

それでは、さっそく最初のステップから始めましょう。

STEP1:マインドマップを書くために用意するもの

マインドマップを書くために、用意するものはシンプルです。

  • プロジェクトペーパー(A4)
  • 4色ボールペン(黒・青・赤・緑)

カラーペンや色鉛筆、スケッチブックなどは不要です。

すべて100円ショップでそろうものばかりです。

道具にこだわるよりは、まずは書き始めることを優先しましょう。

道具について少し説明してみましょう。

プロジェクトペーパー(A4)

いろいろ試した結果、用紙のサイズはA4がベストです。

私も最初はA3の用紙やB4のスケッチブックなどを使っていた時期もあります。

しかしビジネスで使うには、鞄に入り気軽にスキャンもできるA4がちょうどよいサイズなのです。

公式のマインドマップ教本では「罫線が入ってない無地のノートのほうが脳に制約を与えないのでよい」と言われますが、私は薄く5mm方眼の罫線が入ったプロジェクトペーパーをおすすめいたします。

後ほどご説明するブランチ(枝)に言葉を載せるときも、罫線があるほうがきれいに書けます。

少し予算があれば、オキナ社のプロジェクトペーパーが質がよいのでおすすめです。

もし手に入らなければ、100円ショップのものでも十分です。

特に最初は失敗を恐れずに何枚も書きなぐっていく必要があるので、手に入れやすいものを使ってください。

4色ボールペン(黒・青・赤・緑)

何十色ものカラーペンや色鉛筆などは不要ですが、最低3色(青・赤・緑)の色をつけられると便利です。

特にメーカーにはこだわりませんので、近くの文房具店などで気に入ったものを探してみてください。

三色ボールペンの活用に関しては、教育学者の齋藤孝氏の手法を参考にしています。

この三色ボールペン法では、次のような意味合いでラインを引いていくように勧められています。

・青 メインテーマと関係があるところ
・赤 これが一番大事だと思えるところ
・緑 テーマとは関係がなくても自分が面白いと思ったところ

私は黒もしくは青ペンでマインドマップを書きますが、強調したいところは赤や緑で色をつけながらマップを作成していきます。

この道具が用意できたらすぐにマインドマップを書き始めることができます。

次からは実際に私が書いたマインドマップを参考にしながら、マインドマップの書き方を説明していきましょう。

STEP2:中心テーマ

中心テーマは「主題」です。何について書くのかということを明確にできるものにします。

キャッチコピーを考える

はじめに「キャッチコピー」のようなものを考えることで、アイデアがひらめいてきます。

この記事を書くために、私はマインドマップで下書きを作りました。

最初は「マインドマップの書き方」という何の面白みもないテーマでしたが、何かキャッチーなタイトルにならないか?を考えて「マインドマップの『書き方』7つのSTEP」というテーマを考えました。

(実は、この時点では7つのSTEPは思いついていませんでした)

最初に中心テーマを据えることによって、脳は活性化します。

まだ内容をまとめていない段階でも、

「~~~の7つのSTEP」

「~~~の7つの法則」

「~~~の7つの習慣」

などと数字を入れたりすることで、脳が勝手に情報を細分化してくれるようになります。

ビジネス書のタイトルや、愛読しているブログ記事のタイトルなどを参考に、思わず読みたい(書きたい)と思える中心テーマを据えてみましょう。

イメージ(絵)は落書きでOK!

公式のマインドマップの書き方では、とにかくマップのなかに「絵」を描くように勧められています。

しかし、絵が不得意な人にとっては、このルールはツライものでしょう。

ただ、私の書いた絵を見ると「あ、こんな感じでよいのか」とわかり、安心すると思います。

今回は「書き方」なので鉛筆の絵を簡単に描いてみました。

しかし、これだけでもパッと見たときに印象に残るのがおわかりになると思います。

とくに中心テーマには少しでもイラストが入っていると、視覚的に記憶に残るマップになります。

誰に見せるわけでもないので、気軽に落書きのように中心テーマに絵を描いてみましょう。

中心テーマは広がりのあるものに

注意点として、中心に据えるテーマは広がりのあるものにするようにしましょう。

テーマを絞りすぎるとなかなかアイデアが出なくなりますので、最初はテーマの設定を少し広めにするのがよいのです。

例えば、今回の記事は「マインドマップの書き方」と対象読者を広くとっていますが、「企画・開発者のためのマインドマップの書き方」「試験合格のためのマインドマップの書き方」とすると、書くべきことは絞られていきます。

もちろんこれは思考を深めるときにはよいのですが、テーマを絞ってしまうとアイデアが出づらくなるので、最初の段階では広めにしておくのが得策です。

STEP6の「書きなおす」の項目で後述しますが、書き上げたマインドマップの中から枝(ブランチ)が充実している部分を中心テーマに据えて発展させていくことで、マインドマップを使った思考の掘り下げがうまくいくようになります。

まずは、手を止めずにどんどん書けることを優先し、中心テーマを書いてみてください。

STEP3:枝(ブランチ)

マインドマップでは中心テーマから派生して出てくる要点を「枝(ブランチ)」と呼びます。

初心者の方にとっては、枝(ブランチ)を出すことが孝苦労でしょう。

これまで文章で物事を表現してきた人にとっては、ちょっとした発想の転換が必要です。

そんな方に私がよく説明するのが「最初からマインドマップを書こうとしなくて大丈夫、まずは箇条書きメモを作ればいいんですよ」というものです。

箇条書きメモを作る

例えば「マインドマップの書き方」から浮かんでくる言葉を箇条書きにしてみましょう。

ずいぶんといろいろと飛んでしまっているように見えますが、これがマインドマップの枝(ブランチ)になるのです。

箇条書きにまとめるメモを縦書きにしたか、横書き(マップ形式)にしたかの違いだと考えるとわかりやすいでしょう。

このように、テーマから思いつくことを箇条書きのメモにして、それをマインドマップの形にすることで、それほど悩むことなく枝(ブランチ)を書けるでしょう。

しかし、それでもなかなか枝(ブランチ)が思いつかない人は、以下のテンプレートを用いてみましょう。

5W1Hを枝(ブランチ)に

  • Who(だれが)
  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • What(なにを)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

5W1Hといっても、これらすべてを使わなければならないわけではありません。

このうちのいくつかを使うだけでも、いろいろ書くべきことがひらめいてきます。

はじめにメインの枝(ブランチ)を書くと、自然にその下につながる枝葉(サブブランチ)を書きたくなるでしょう。

では実際にやってみましょう。

枝葉(サブブランチ)を発展させる

枝葉(サブブランチ)を書く際には、なにも遠慮することはありません。

思いついた言葉をどんどん書き加えていけばよいのです。

こうしていくうちに、自然とアイデアが湧き出てきます。

よくメインテーマから関係ないことを持ち出すと「それは枝葉だ」と言われることがありますが、この過程においては「枝葉」ほど大事です。

なぜならば、それがアイデアの源泉だからです。

最初は当たり前のことしか出てこないのですが、どんどんと一つの枝(ブランチ)から枝葉(サブブランチ)、さらに枝葉(サブブランチ)を出していくごとに思考は深まっていきます。

これこそが、マインドマップの醍醐味です。

重複してもOK

枝葉(サブブランチ)を書いているうちに「あ?これは枝(メインブランチ)と同じだ」とか「また同じ枝葉(サブブランチ)を書いてしまった」ということがあるでしょう。

しかし、それはマインドマップがうまく書けている証拠です。

自分が大事だと思ったことほど、繰り返し表れてくることが多いからです。

重複しているような言葉や表現・考えは、矢印などの記号を用いて関係する枝(ブランチ)や枝葉(サブブランチ)と結びつけるようにしておいてください。

やがて、この「つながり」が意味を帯びるようになり、新しいアイデアが生まれてくるのです。

応用編:枝(ブランチ)の配置を最初から決めない

枝(メインブランチ)や枝葉(サブブランチ)の出し方が分かってきたら、応用編にもチャレンジしてみてください。

あらかじめ枝(メインブランチ)を書いてしまうと、脳はそれだけのスペースを埋めるようにアイデアを出してしまいます。

つまり、本当はある特定の枝(メインブランチ)がたくさんスペースをとって展開すべき場所なのに、均一に紙に書かれているゆえに、スペースが足りずに出るべきアイデアが出なくなってしまうのです。

そこで私は、ひとつずつ書き足しながら枝(メインブランチ)の位置を決めるようにしています。

こうすることで、脳が自由にアイデアを発展させられるようになります。

もっとも孝回マインドマップを書いただけできれいにまとまることは希ですので、STEP6「書きなおす」の項目で説明する方法を用いて、マインドマップを整理するのがよいでしょう。

STEP4:キーワード

公式のマインドマップ本では、枝(ブランチ)の上に書くのは「単語」(キーワード)だけにすることが推奨されています。

その理由は「文章」を書いてしまうとそこからさらに派生していきませんが、「単語」なら無限に広がる可能性があるからです。

「単語」(キーワード)にこだわりすぎない

これは確かにそのとおりではありますが、私のこれまでの経験では「単語」(キーワード)で書かなければならないという思いが強すぎて、どのように書いてよいかわからなくなってしまう人が多いようです。

そこで私は、まずは短めの「文章」でもよいのでとにかく「書く」ことを優先すべきだと考えるようになりました。

私の実践しているマインドマップで用いるのは、基本的に2~3の単語からなる「文章」(短め)です。

それでも、発想はどんどんわいてきます。

文章の中の「単語」から枝(ブランチ)を伸ばしていくという方法をとるからです。

マインドマップの書き方のルールに縛られずに、どうしたら自由に発想を広げてマインドマップを書けるだろうかという本質に目を向けることが大事です。

枝(ブランチ)に言葉を載せる方法

初心者の方がかなり悩むのが、どのように枝(ブランチ)に言葉を書き込んでいくかです。

いくつかのマインドマップ教本やサイトを参照すると「まず枝(ブランチ)を書き込むように」と書いてあったり、「言葉を書き込んでから枝(ブランチ)を書くように」というように順番はさまざまです。

しかし私が実践した結果、どちらの方法も非常に書きにくいというのが実感です。

そこで、私が編み出したのが「言葉を最初に書く」、その後「言葉と言葉を枝(ブランチ)でつなげる」という方法です。

つまり、枝(ブランチ)に乗せるという発想をやめてしまい、言葉を宙に浮かせるようにしました。

このことにより、いっそう容易にマインドマップが書けるようになったのです。

小さなマインドマップハックですが、ちょっとした工夫で書きやすさが増します。

もちろんこれは試行錯誤を重ねながら自然に生み出してきた方法なので、もっとよい方法があればそれを使っていただいてかまいません。

大事なのは書き方にとらわれて、思考の流れを止めないということです。

STEP5:色をつける

公式マインドマップ教本やサイトを見ると、マインドマップの際だった特徴として語られるのが色(カラー)を豊富に使うということです。

脳は単調さを嫌うため、黒孝色で書かれたマインドマップは頭に入りづらいというのです。

しかし、ビジネスの世界でちょっとした打ちあわせやメモをとるのに、いちいち何十色ものカラーペンや色鉛筆を使ってられないというのも事実です。

そこで、私は4色ボールペンを使用することにしました。

4色ボールペンで「色をつける」

STEP1でも紹介していますが、私が使用している4色は黒・青・赤・緑です。

黒は普通にマインドマップを書くときに用いますが、青・赤・緑は書き上げたマインドマップに「色をつける」ために用います。

文字に色をつけるルールは下記の通りです。

  • 青 メインテーマと関係があるところ
  • 赤 これが一番大事だと思えるところ
  • 緑 テーマとは関係がなくても自分が面白いと思ったところ

色の組み合わせは必ずしもこれと同じでなくてもかまいませんので、手に入りやすい4色ボールペンを使ってください。

大切なのは、黒+3色を使ってマインドマップを書くというよりも、「書いたものを見直しつつ、色をつける」という順番です。

マインドマップを書きながらその場で判断して色を変えるのは難しいですし、「あれ?どっちだっけ」と迷うことでマインドマップのスピード感が失われます。

まずは黒ペンでザッとマインドマップを書いたあとに、強調のために「色をつける」という順番を忘れないでください。

実際に先ほど見ていただいたマインドマップを使いながら、説明を進めます。

書いているうちに「あ、これは大事なんだよな」と感じて目立たせたい部分が浮かんでくることがあります。

そういうときは青ペンで文字を囲んだり、青ペンで矢印を書いて言葉同士を結びつけたりします。

いわゆる「クラウド」(囲み)を作るのに使います。

また「これはとても大事だ」と感じた場合は赤ペンで強調します。

赤ペンがつくところは、一つのマインドマップのなかでもたくさんはありません。

テーマとは関係がなくても、思いつき・ひらめきが降ってきそうな箇所には緑ペンを使いましょう。

あとで見返すと、緑ペンがついているところがこれまでにない発想やアイデアの原石になることがよくあります。

特に緑ペンは、単語(キーワード)にとらわれずに思いついたことを文章で書いておくとよいでしょう。

のちに見直したときに、自分がそのときに何を考えていたのかが思い出せるからです。

STEP:6 書きなおす

公式のマインドマップ教本やサイトでは説明されていませんが、15年マインドマップを書き続けた私がもっとも大切だと言い切れるのがこのSTEP6「書きなおす」です。

何度も「書きなおす」べき理由

最初から満足のいくマインドマップが書けることは非常に希なことです。

頭のなかのアイデアが最初から整理されている人はいません。

一度紙に自分の考えを書き出してみると、考えがまとまっていないところがよくわかるようになります。

書きなおすたびに、マインドマップの完成度は高まっていきます

私は最初に書くマインドマップを「下書きマップ」、完成度を高めていくマインドマップを「仕上げマップ」と呼んでいます。

大澤
下書きマップと仕上げマップについては『マインドマップを活用してアイデアを生み出す3つのSTEP』で詳しく説明しています。

 

書きなおすたびに、1枚のマインドマップを作る時間は短くなっていきます。

これは、脳のなかで情報がスムーズにつながるようになった証拠です。

私は、プレゼンの筋書きをマインドマップで作るときに3回~5回はマインドマップを書きなおしています。

そこでほとんど話す内容が頭のなかに整理して入ってしまっています。

それでは、マインドマップを書きなおすポイントについて説明してみましょう。

形の「違和感」に注目する

マインドマップがきれいに「放射状」に広がるというのは重要なポイントです

なぜなら、それは情報がバランスよく整理されていることを表すからです。

その逆に、ある部分が十分に広がっていなかったり、いびつな形になっているということは、その部分の思考が整理されていないことを表します。

では参考に、いくつかのパターンを見ていきましょう。

枝(ブランチ)が思いのほか広がらない場合

このような場合はおそらく、枝(ブランチ)にするほど情報がないのでしょう。

その場合は、別の枝(ブランチ)の枝葉(サブブランチ)に付け替えると情報は整理され充実します。

ひとつの枝(ブランチ)だけが長くなってしまう場合

これはシンプルに、その枝(ブランチ)が自分にとっては「メインテーマ」として語れるものだということを表します。

そこで中心テーマをその枝(ブランチ)に替えて、深く掘り下げて別のマインドマップを作るのがよいでしょう。

何度も同じ枝葉(サブブランチ)が出てくる場合

異なる枝(ブランチ)上に何度も同じ枝葉(サブブランチ)が出てくる場合は、その情報は自分にとって非常に重要なものであることを示唆しています。

そのような時は迷わず、その情報を枝(ブランチ)に据えて発展させてみることです。

このように、頭のなかの情報を一度アウトプットして、それを整理してインプットしていくという作業を行うことで脳内をすっきりさせることができます。

これはあまり語られていない手法ですが、非常に大切な手順のひとつです。

デジタルツールを活用する

何度も書きなおすことを前提にマインドマップを作る際は、デジタルツール(マインドマップソフト)を使うのもひとつの方法です。

時間があるときには何度もでも書き直せますが、手書きでマインドマップを作り続けるのには時間がかかりすぎます。

その点、はじめからデジタルでマインドマップを作っている場合は、すぐに書き直せたり枝(ブランチ)を付け替えられるのがメリットといえるでしょう。

大澤
デジタルツールを用いたマインドマップの作成については『 Xmindではじめる一番やさしいマインドマップ入門講座』で詳しく説明しています。

STEP:7 デジタルで保存

さて、いよいよ最後のステップです。

ここまでのステップで書き上げたマインドマップは「宝」です。

何度も書き直して完成度を高めると、そのマインドマップを見ただけでそのとき感じていたことや、形になったアイデアなどがすぐに記憶によみがえります。

できることなら、マインドマップをいつでも参照できるようにしておきたいものです。

EVERNOTEを活用する

私は直近のマインドマップはファイリングしてとってありますが、このデジタル時代にいつまでもアナログで保管するというのも効率が悪いものです。

そこで、PCやスマートフォンで使用できるメモアプリであるEVERNOTEを使用して、マインドマップを保管・検索できるようにしています。

大澤
  マインドマップをEVERNOTEで管理して活用する方法に関しては『「XMind」と「EVERNOTE」の連携機能が便利すぎる!』で詳しく説明しています。

 

こちらの記事で紹介しているのは、デジタルツール(XMIND)でマインドマップを書き、それをEVERNOTEで保管する方法です。

ここでは、アナログ(手書き)のマインドマップをどのようにEVERNOTEに送信するか、具体的な方法をご説明します。

手書きのマインドマップをEVERNOTEに送信する方法

お持ちのスマートフォンやタブレットから簡単にEVERNOTEにマインドマップの画像を送ることができます。

画像データを保管するので文字検索はできませんが、「タグ」をつけておきますとあとで検索することができるようになります。

ここでは、スマートフォンやタブレットの「カメラ」機能を使った方法と、スキャンアプリを使う方法をご紹介したいと思います。

どちらの方法を使うにせよ、まずはEVERNOTEのアプリを端末にダウンロードしておきましょう。

‎Evernote - Notes Organizer
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Evernote – Notiz-Organizer
Evernote – Notiz-Organizer
Developer: Unknown
Price: Free

タブレット・スマホのカメラ機能を使う方法

タブレットやスマホで手書きのマインドマップを撮影した後に、「共有」機能を使ってEVERNOTEを送信先に選びます。

(機種によって使い方には違いがありますので、参考までにご覧ください。)

スキャンアプリを使う方法

私が使用しているのはscannableというスキャンアプリです。

このアプリは撮影した画像をPDFデータで読み込むことも、画像データとして読み込むことも可能です。

そして、そのままEVERNOTEに送信できる便利なアプリです。

iphoneやipadをご使用のかたは、ぜひダウンロードしておきましょう。

‎Evernote Scannable
‎Evernote Scannable
Price: 無料+

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私のビジネス人生はマインドマップによって大きく変わりました。

もしマインドマップの書き方を知らなければ、いくつもの企画やアイデアは生まれることさえなかったことでしょう。

頭のなかを整理して紙のうえに表現し、それをまとめていく作業は「興奮」さえ覚えさせる知的な冒険です。

この記事で紹介したマインドマップは、公式のマインドマップ教本やサイトで紹介されている方法とは違い、私が15年のマインドマップ経験のなかで得てきた実践的なものです。

私は「マインドマップは難しい」というハードルを下げて、ひとりでも多くのかたにマインドマップの素晴らしさを知って欲しいと思っています。

ぜひあなたも、今すぐマインドマップを書き始めてみてください。

きっとあなたの創造人生に欠かすことのできないツールとなるはずです。

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