驚くほど多くのアイデアを出せる!情報収集方法10のルール

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情報収集

こんにちは。アイデア総研の大澤です。

これから企画書を作成するにあたり、企画案のもととなる”アイデア”を得るためには、まずは検討すべきテーマに関連するさまざまな情報を集めることが必要です。

これらの情報はアイデアを作るための”素材”であり、その素材を”調理”することでアイデアという”料理”が生まれます。つまり、有益な情報を数多く集めることイコール、良いアイデア・良い企画を出すことにつながります。

では、必要な情報を数多く効率的に集めるには、どのような方法をとるのがよいのでしょうか。

TwitterやFacebookなどのSNSの普及によって、インターネット上の情報量はここ数年で飛躍的に増加しました。

かつてはたくさんの情報を集めること自体に労力が必要でしたが、今は身の回りに情報があふれており、数を集めること自体は非常に簡単です。

むしろ重要なのは、たくさんの情報が氾濫するなかで、アイデアや企画に結びつく有益な情報をどうやって選別して収集するか?というプロセスになります。

有益な情報を収集する方法と、それらの選別のコツを10個まとめてみたので、是非参考にしてみてください。

大澤
よいプランナーになるためには、情報収集のスキルを高めることが重要です。

自分の気になった情報のみピックアップする

1つ目は、10個のうち最も重要なコツになります。

後にあなたがプレゼンして実行する企画案は、あなたならではのオリジナリティがあり、あなた自身が心の底から”面白い!”と思うものでなければなりません。

つまり、あなたがこれから集める情報も、あなたならではの視点で、あなた自身が面白い!と思うのもの・ピンときたもの・気になるものでなければなりません。

もし情報収集の目的が会話のネタ探しや見聞を広げるためであれば、自分の好き嫌いに関係なくさまざまな観点からの情報が必要になりますが、”企画する”という観点から考えると、あなた自身が気にならない情報は必要ではありません

よくありがちな、理路整然としているが特に面白みのない(可もなく不可もない)企画案というものは、企画者(プランナー)自身がその企画を本当に面白いと思っていないが、理屈上・分析上”重要であろう”という情報を元に頭で考えて作ったアイデアであることがほとんどです。

それらの企画は全く魅力的ではなく、また聞いていて退屈なものになります。

ここでの”気になるもの”についての明確な基準は特に必要なく、”なんとなく”でOKです。それが自分の業界に関する情報であってもそうでなくても関係ありません。

その”なんとなく気になる”という部分があなた自身のオリジナリティであり、強みでもあるのです。

定点観測を行う

情報を収集するにあたって、あれもこれもと闇雲にたくさんの情報を集めるよりも、同じ対象を観察し続けることで気づく”大きな流れの変化”のほうが重要な意味を持ちます。

目に入ってくる情報をただ拾うだけでは表層的な現象(トレンド)はわかっても、その裏にある変化に気づくことはできませんが、同じ地点を観測し続けると、”何かいつもと違う”という違和感を感じることできます。

それが社会の”大きな流れの変化”であり、これこそが重要なアイデアの元となります。

観測すべき定点はWebメディア(特定のサイトやブログ)でも、紙媒体(新聞、雑誌、マンガ)でも、イベントや店舗などの場所でも何でも問題ありません。

いつも通っている居酒屋で、”パクチーを使ったメニューがなんだか増えてきた”などという情報も何かしらの企画の大きなヒントになる可能性があります。

大澤
自分だけの定点観測スポットをいくつか決めて観察しましょう。

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の活用

SNSのイメージ

今の時代、情報を収集するうえでSNSの活用は欠かせません。

SNSが普及する前は自分自身で必要とする情報を能動的に探す必要がありましたが、今ではそれさえも必要なくなりつつあります。

TwitterやFacebookなどのSNSは、リアルでの知り合いとの情報交換ツールだと思っている人も多いかもしれませんが、実は情報収集用のツールとして非常に高い利用価値があります。

これらのSNSでは、有益な情報を自ら発信してくれる有識者や、自分が気になった情報をコメントをつけてシェアしてくれるユーザーがたくさんいます(いわゆるインフルエンサーやアーリーアダプター)。こういった人をフォローすることで、自分にとって”面白い!”と思える有益な情報がどんどん入ってきます

とくにTwitterは相手を一方的にフォローすることができるので、情報収集に非常に有用です。

SNSでの情報収集では、誰の”気になるポイント(面白さのツボ)”が自分と似ているかを吟味することで、タイムラインを有益なな情報でいっぱいにすることが可能です。

フォローすべきアカウントの追加と削除をこまめに行い、効率的に情報を収集しましょう。

きな子
情報収集専用のアカウントを持つのも良いですね!

キュレーションサイトの活用

キュレーションサイトとは、インターネット上のさまざまな情報を分類してまとめることで、新たな価値として発信してくれるサイトの総称です。

ここ数年で急速に普及し、今でも毎月のように新しいサービスが登場しています。

有名なところでは

Gunosy

smart news

LINE NEWS

antenna

などがあります。

はてなブッマークNEVERまとめなどもキュレーションサイトの一種です。
(ほかにもジャンルごとに様々なものがあります)

ほとんどがスマートフォンアプリに対応していますので、通勤中などにニュースをチェックするのにピッタリです。

もしまだ未導入であれば、まずは定番のGunosyがお勧めです。最初は情報が多すぎて見づらいかもしれませんが、徐々にあなたの興味の傾向を学習(!)して好みの記事を集めてくれるので、しばらく使ってみてください。

なお、ここでの情報は基本的に斜め読みでよいと思います。まずはざっと見出しに目を通して、気になる単語やビジュアルを見つけたらじっくり読んでみましょう。

Feedlyの活用

RSSのイメージ

Webサイトを巡回してさまざまなサイトの更新情報を知らせてくれるRSSリーダーは、使い方しだいで非常に便利なサービスです。

まずは代表的なRSSリーダーであるFeedlyを使ってみましょう。

TwitterやFacebook、Googleのアカウントで簡単に登録が可能です。

更新を知りたいサイトをどんどん登録していくだけで登録したサイトの更新情報がわかるので、PCやスマートフォンのブックマークを巡回する必要がなくなり、非常に時間の短縮になります。

スマートフォンのアプリもあるので、ぜひダウンロードしておいてください。

なお本サイトにも記事の最後にFeedlyのリンクがあるので、ぜひ登録をお願いします。

書店にいってみる

本屋のイメージ画像さまざまなWebメディアはあなた自身がすでに”必要としている”情報を得るのに適していますが、現時点では必要かどうかわからない情報との”偶然の出会い”の機会が少ないという欠点があります。

思いもよらない情報との偶然の出会いは、意外性のあるユニークなアイデアを生み出すことのできる可能性を秘めています。

偶然の出会いを生み出す昔ながらの方法として、書店での情報収集をお勧めしておきたいと思います。

近所の大きめな書店にいき、雑誌コーナーなどを巡回しながら、表紙を見て気になるもの・ピンとくるものがないかをチェックしていきます。

表紙のビジュアルや見出しを見て、気になるものがあればいくつか手にとって、中身に目を通してみましょう。その際、なるべく業界外のもののほうがベターです。(人目が気にならなければ、是非女性誌のコーナーを見てみましょう!)

Webだけを見ていたら出会えないような情報がたくさんあることに驚くのではないでしょうか。

アイデアに煮詰まったら、いったん机を離れて書店に行ってみましょう。

なお基本的なマナーとして、気になるものがあれば購入してじっくり読むようにしましょう

見本市や展示会に行ってみる

イベント会場などで行われる見本市展示会は、業者による情報発信の場であると同時にセールスの場でもありますので、情報を得ると同時にすぐにビジネスをスタートすることができる、即効性のある情報収集の場として活用することができます。

日本産業貿易機構(ジェトロ)のサイトで見本市の開催情報を見ることができますが、一年中にわたり実にさまざまな分野のイベントが開催されていることに驚くのではないでしょうか。

自身の所属する業界の見本市や展示会には視察や参加をしていると思いますが、業界外の業種のイベントに行ってみると思いもよらないさまざまな発見があります。

コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)、東京モーターショー、東京ゲームショウといった大型のイベントでは、開催期間中にニュースサイトなどで話題になっている展示情報を得ることができるので、気になるものがあれば是非現場に足を運んでみましょう。

Webページ上だけでなく、リアルに目で見て手で触れて感じる体験は、現場に行かないと得ることができない貴重な情報です。

視察には時間がかかりますが、かけただけの効果がありますので、首都圏にお勤めの場合にはぜひ時間を作って行ってみましょう。きっと新しいアイデアに巡り合えると思います。

テーマを考えながら町をあるく

”カラーバス効果”をご存知でしょうか。

”カラーバス効果”とは心理学用語で、ある特定の事柄を意識していると、それに関する情報に機敏になり、どんどん自分の意識化に舞い込んでくるいう効果です。

たとえば「赤いものの写真を撮る」というテーマを持って町を歩くと、普段意識している以上に赤いものが町中にあふれていることに気がつきます。

この効果を利用して、毎日の出勤中や休みの日に、あなた自身の課題になっている事柄を常に意識していると、テレビや電車の中吊り広告などあらゆるところで、企画に関連する情報やアイデアのヒントを手に入れることができます。

おそらく万有引力を発見したニュートンも、常に研究のことを意識化においていたからこそ、何気ない光景から偉大な発見のヒントを得ることができたのではないでしょうか。

手で書き出してみる

さまざまな方法で入手した情報をアイデアに結びつけるためには、一度情報を自分の脳で咀嚼して消化する必要があります。

気になるWeb上の記事をEvernoteなどにクリップするのもよいですが、ページをクリップした時点で満足してしまい、その後活用できないままどんどんたまっていく・・・という状況になったことはありませんか?

そんな場合には、手帳やノートなどに情報の内容を一行で簡単にメモをとってみるとよいでしょう。

受験勉強などで経験があると思いますが、実際に手を動かすことで情報を効率よく脳にインプットすることができます。またメモを一行と決めることで内容を要約する必要が生じますので、その過程で情報を整理し本質をつかむことが可能です。

いざアイデアを発想するときに「あんな情報があったな」ということが脳にインプットされているからこそ、新たなアイデアを生み出すキッカケとすることができるのです。

アウトプットをしてみる

情報を十分にインプットすることができたら、意識的に一度アウトプットしてみることを心がけましょう。

アウトプットの方法は同僚との雑談でもよいですし、TwitterやFacebookでなどのSNSでもよいでしょう。

一度集めた情報をアウトプットしてみることで、その情報に関する周囲の反応を見ることができますので、それらの反応や意見自体が新たな付加価値になります。また、誰かに情報を伝えることで関連する情報を得られる可能性もあるでしょう。

インプットとアウトプットをバランスよく行うことで、情報収集を効率よく行うことができます。

まとめ

優れたプランナーは、さまざまな方向に情報収集の網を張っていますので、驚くほど多くの情報を持っています。

情報収集方法のコツをつかむことで多くの有益な情報を効率よく集められるようになれば、あなたもきっと周囲から一目置かれるプランナーになれるでしょう。

大澤
情報はたくさんの情報を持つ人のところに集まるという特性があります。あなたが情報発信者となることで、自然と多くの情報が飛び込んでくるようになるでしょう。

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