問題解決に行き詰ったら試してほしいクリエイティブなアプローチ

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こんにちは、アイデア総研の創田です。

ビジネスの場や日常生活のなかで、私たちは大小さまざまな問題にぶつかります。

そんなとき、あなたはどのような方法で問題解決にアプローチしますでしょうか。

自分ひとりでアイデアを考える、グループで検討してみる、とりあえずスマートフォンを手にする、または優秀なコンサルタントを雇う、などさまざまな方法が考えられるでしょう。

問題解決へのアプローチには論理的手法を用いることが多いかもしれませんが、クリエイティブな手法を用いることでより有効な解決方法が見つかることも少なくありません。

論理的な手法による問題解決に行き詰ってしまったときに、クリエイティブなアプローチで意外性のある解決方法が見つかることもあるのです。

今回は、起業家のBen Weinlick氏による海外記事『Essential creative problem solving tool』より、問題解決のためのクリエイティブなアプローチをご紹介したいと思います。

クリエイティブな問題解決のアプローチとは?

”新しいアイデアを生み出すための問題解決法を教えてほしい”とたずとねられたとき、私はいつも躊躇してしまいます。

なぜなら、あらゆる局面で役に立つ問題解決の手法はないからです。

社会のシステムが複雑化するにつれて、人々は”その方法に従えば必ずうまいくいく”という手法を求めるようになってきています。

複雑化した社会の生み出すストレスは自分自身のクリエイティブな能力に対する自信を失わさせ、いつしか自分以外の誰かが自分たちの問題を解決してくれることを待つようになってしまいがちです。

しかしどんなにすばらしいコンサルタントやビジネス講師から問題解決の方法を教わったとしても、あなた自身が問題の解決に本気で取り組み、その方法を使いこなすことができなければ意味がありません。

誰かに問題解決をしてもらうのではなく、あなた自身が問題解決のための手法を身に付けることが重要なのです。

イノベーションはどこで始まるのか?

新たにイノベーションを生み出すためには、クリエイティブな発想による問題解決が必要です。

そのためには、まず自分自身の凝り固まった考え方を変える必要があります。

IBMの研究によると、60か国33業種の企業トップや公共組織のリーダー1500人に「ビジネスでの成功のために最も重要なリーダーシップの資質が何か」を調査したところ、誠実さやグローバルな考え方を追い越して”クリエイティビティ”が最多であった

さきほどあらゆる局面で役に立つ問題解決の手法はないといいましたが、一方で限定された局面で有効な問題解決プアプローチは存在します

複雑な問題をクリエイティブに解決するためのポイントは、論理的な手法に頼らずにクリティカルな思考を持つことにあります。

ここでいうクリティカルな手法とは、ざっくりしたおおざっぱな考えと緻密な考えの両方をいったりきたりできるような柔軟なアプローチのことを指します。

この手法を身につけるためには、多くの練習と失敗が必要となるかもしれません。

定期的に自分を疑うことをしないなら、それは考えていないことになる。

マルコム・グラッドウェル(アメリカ合衆国のジャーナリスト)

ではさっそく問題解決のクリエイティブなアプローチについて、10のステップにわけてご説明しましょう。

なおそれぞれのステップに書かれている括弧は、目安となる所要時間となります。

1.参加人数を集める

まずはセッションの参加者を集めます。

参加者は7人が理想です。最大でも9人までがよいでしょう。

できるだけ多様性のあるメンバーを集める必要がありますが、フレンドリーさと心のオープンさがある人を優先しましょう。

ひょうきんな人はグループのムードを高めます。

おいしい食べ物やコーヒー、カフェインたっぷりの濃い緑茶を準備しましょう。

セッションは最長で1時間半集中してほしいと知らせましょう。

早く終わるのは良いことです。

途中で何があったとしても、決めた時間を超えてはいけません。

時間をオーバーしてしまうと、メンバーはあなたの設定するセッションに参加することををイヤがるようになってしまうかもしれません。

2.みんなと違う考えをするように伝える(所要時間:5分)

まず最初に、参加者に対してできる限り他の人と異なる考えをするように伝えてください。

クリエイティブな問題解決のためには、普段とは異なった方法で考えることが必要になります。

いままで蓄えた知識をいったん捨て去って、新鮮な目で世界を見るようにしてもらいましょう。

人はグループ内での信頼関係が成り立たないと、なかなかクリエイティブにはなりません。

まずは4分ほど時間をかけて、簡単なゲームなどでアイスブレイクを行うとよいでしょう。

3.セッションのルールを設定する(4分)

セッションを有効なものにするためには、メンバーに何らかのルールを設定することが有効です。

部屋にルールを貼り付けましょう。

たとえば次のような簡単なものがよいでしょう。

  • お互いの意見を尊重する
  • 自分自身に正直になる
  • 好奇心を持つ
  • 慎重に判断する
  • 感謝の心を持つ
  • わかりやすく説明する
  • 相手の意見をよく聞く
  • ポジティブに考える
  • できる限り楽しむ

どれもあたりまえのルールですが、貼り出しておくことで意識付けることができます。

4.なぜクリエイティブな考えが必要かを説明する(5分)

人はなぜそれをする必要があるかを理解したときに力を発揮することができます。

なぜこのメンバーを集めたのか。

セッションで何を話し合ってほしいのか。

これから取り組もうとしている問題解決がなぜ重要なのか。

それらのことをメンバーにきちんと説明しましょう。

「どのようにやるか」のみに注目する人は多くいます。一方でもっと好奇心がある人は「なぜやるか」に注目します。私自身はには情報よりもインスピレーションをいつも大事にしています。

マン・レイ(アメリカ合衆国の画家・彫刻家)

5.検討すべきエリアを発見し深堀りしてゆく(20分)

短いセッションの場合には、どの部分について検討するかを明確にしていきます。

たとえば現在提供しているサービスをもっと顧客に喜ばれるようにするにはどうすればよいか、などです。

その場合、なぜ今のサービスに顧客は満足していないのか、なぜ他のサービスに移ってしまうのかについてディスカッションしていきます。

そこで出た情報をポストイットで貼り付け、新たにチャレンジすべき点についてリスト化していきます。

より優れたサービスを見た例を話したり、すばらしいサービスの特徴についての情報をポストイットをまとめていきます。

そして、自分たちがチャレンジできそうなエリアを絞り込んでいきます。

たとえば、ウエストジェット航空の客室乗務員は、安全対策の説明をより注目してもらうためにジョークを交えて乗客を笑わせていることは非常にユニークはアイデアといえます。

この段階で、アイデアの核となる部分を探り当てるようにしましょう。

6.チャレンジの内容を具体化する(4分)

アイデアの核を見つけたら、メンバーにこのように言いましょう。

「今見つけたアイデアを核を、もう少し具体的な方法に落とし込んでみましょう」

このプロセスは少々やっかいですが、とても重要でもあります。

「どのように私たちは○○できるか」または「どんな方法で私たちは○○できるか」からはじめて、すこしずつやるべきチャレンジを明確にしていきます。

例えばどんな方法で顧客に喜びのある経験を伝えられるか、口コミで宣伝にしたらどうだろうか?などです。

7.ワイルドなアイデアを出す(15分)

ここからの15分間で、普段の常識を解き放って非常識でワイルドなアイデアを出していきます。

そのためには、全員が心の奥底に常識をしまいこむ必要があります。

お互いのワイルドなアイデアをぶつけ合って、ひとつのアイデアに組み立てていきます。

この段階ではできるだけ多くのアイデアを出していきましょう。

ポストイット1つにつき、1つのアイデアを書き込んでいきます。

実現できる・できないにかかわらず、全員で”常識はずれな”アイデアをどんどん出していきましょう。

8.実践可能なアイデアをまとめる(15分)

ここまでの段階で多くのアイデアが出ましたでしょうか。

出されたアイデアを見渡すと、実現可能なもの・実現できそうにないものが混ぜこぜの状態になっているのがわかるでしょう。

次のステップでは、具体的のどのアイデアを行動に移すべきかを検討します。

メンバー内で話し合いを行い、行動に移すべきアイデアのトップ3にマーカーでしるしをつけましょう。

この選択は慎重に行うようにしてください。

もっとも革新的なもの、もっとも実現性のあるもの、もっともインパクトをあたえるものをそれぞれ1つずつ選ぶのも良いでしょう。

けっして安易で見慣れたアイデアを選ばないように注意してください。

9.アクションプランに落とし込む(10分)

多くのブレインストーミングは、時間ばかりかかって成果の乏しいものになりがちです。

なぜなら、最後に明確なアクションプランを決めないからです。

クリエイティブな問題解決のアプローチにおいては、適切なアクションプランを決めることが必要になります。

10分間ですべてを決めることは不可能ですが、まず最初の段階で誰が何を行うかについて明確にしておきましょう。

10.セッションのまとめを行う(5分)

はじめに設定した時間より少し早くセッションを終わらせましょう。

それによって、メンバーは今回のセッションに参加してよかったという感想を持つようになります。

最後に、今回のセッションで一番良かったことを全員に発言してもらうのもいいでしょう。

全員がよかったと感じた瞬間を共有しましょう。

次のセッションでもクリエイティビティを発揮できるように、心にとめておくべきことを発言してもらうのよいかもしれません。

メンバーへの感謝の気持ちをもって、セッションを終えるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

論理的なアプローチでは解決すべき問題の原因を探り出すことを重視しますが、クリエイティブなアプローチではその後の解決方法を見つけることを重視しています。

論理的なアプローチでどうしても解決できない問題が生まれたときに、ぜひチャレンジしてみてください。

また、今回のようなセッションを行うことで、メンバーの好奇心を高めたりメンバー間の信頼性を強化したり、なによりクリエイティビティを高めることができます。

もしあなた自身がチームを運営しているのであれば、問題が生じるたびに定期的にこのようなセッションを行ってみてください。

きっとクリエイティブな文化があなたのチームで醸造されることになるでしょう。

 

 

 

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