こんにちは、アイデア総研の大澤です。
アイデア総研で紹介しているさまざまな発想法を用いることで、”良いアイデア”を得ることはさほど難しくないと思います。
ですが、誰もがうなるような”すごいアイデア”というものはなかなかお目にかかれるものではありません。
そのような本当に素晴らしいアイデアを発想するためのヒントとして、起業家のケビン・ダウム氏によるコラムをご紹介したと思います。
ケビン・ダウム氏は、アメリカの企業ランキングを作成しているInc.comによる成長企業ランキング500社(Inc.500)に選ばれた起業家で、作家としても数々のベストセラーや賞に輝いている今注目の人物です。
ではさっそくご紹介いたします。
素晴らしいアイデアを生み出すための7つの方法
あなたが新しいアイデアを発想するためには、なにも思想家になる必要はありません。
これからあなたの今までのアイデアに関する考え方を覆し、ひらめきを生み出すための7つの方法を紹介したいと思います。
あなたは”良いアイデア”と”素晴らしいアイデア”の違いは何だと思いますか?
”良いアイデア”というものは、いつでもあなたたちのもとにやってきて、みなさんが仕事や日常生活の中で困っていることを解決してくれます。
一方で、”素晴らしいアイデア”というものは頻繁にやってくるものではありません。
そして、アイデアを得るために少々作業が必要になります。
素晴らしいアイデアを得るためには、シンクタンクに高い費用を支払う必要はありません。
また、素晴らしいアイデアを生み出そうとするための過程は、あなたの脳の大半をしめる世俗的な問題からあなたを解放してくれます。
ここでは、あなたの心をオープンにして、素晴らしいアイデアを生み出すための7つのヒントについて説明したいと思います。
人々の行動を観察する
素晴らしいアイデアというものは、どこからともなく現れるものではありません。
創造的で新しいアイデアを得るためには、さまざまな方法であなたの脳に新たな刺激を与える必要があります。
あなたの脳を刺激してくれることを見つけ出し、それに時間使ってみましょう。
ニューヨーカーである私のお気に入りの方法は、街の人々を観察することです。
マンハッタンの街を歩きながら人々の行動を観察することで、私は多くの刺激を得ることができます。
ニューヨークに限らず、人々の集まる街や動物園でも、同じような刺激を求めることが可能です。
普段と違った人々と交流する
いつも決まりきった友人や同僚とのみに付き合いを限定してしまうことは、あなたの思考にマンネリを生み出します。
”LinkedIn”などのSNSを活用し、普段つきあいのない人々とコミュニケーションをとってみましょう。
それらの人々はあなたの経歴や思考パターンを知りませんので、彼らと会話をすることで自分自身の内面について見つめなおすことができます。
彼らとの会話の中から、きっとアイデアのヒントを得ることができるでしょう。
本をたくさん読む
本を読むことは、新しいアイデアや考えを生み出すための素晴らしい方法です。
長い期間、私は多くの本を読んではいませんでした。
その後ビジネス書を読むことを日課にすると、自分自身の視点を広げることができました。
数年前から私は、フィクションや歴史小説を多く読むようにしています。
それらの本は、私の思考を日常から飛び出させて、新しいアイデアを生み出すことに大いに役立ちました。
もしあなたに小説を読む時間がなかったとしても、書店で本を探すことに時間を使ってみてください。
それだけでもきっと多くの刺激を得ることができるはずです。
きまぐれなWebサーフィンを行う
あなたがすでに何を調べるべきか決めているときにGoogleは非常に役に立ちますが、新たなアイデアを得るためには”予想外の学び”が必要になります。
毎週時間をとって、Web上の旅に出ましょう。
Webサーフィンの間は、情報を選り好みをせず面白そうなページや奇妙なページをどんどん飛び回りましょう。
きっとあなたの考え方を広げる手助けになるはずです。
日記をつける
日記は、あなたの思考や感情などのを記録するために最適なツールです。
また、自分自身の思考を整理するためにもとても有効です。
もしあなたが日記をつけていないようでしたら、早速今日からスタートしましょう!
もしすでに日記をつけているようでしたら、次のような項目を追加するようにしてください。
「さて、今日の新しいアイデアは・・・・」
瞑想してみる
あなたの心が毎日の雑務によって疲れきってしまっているときには、素晴らしいアイデアを思いつくことは困難です。
そんなときには、いったん心を休ませることが必要です。
瞑想は、あなたの心から日々の雑念やストレスを取り除く手助けをしてくれます。
そして、あなた自身の未来を静かに見つめなおすことができます。
毎週2時間の瞑想を行うことで、きっと新しいアイデアを発見することができるはずです。
構造化されている手法を試す
すでにやり方が構造化されている手法を用いることで、短時間で効率よく多くのアイデアを生み出すことが可能です。
わたしのお気に入りは、ベイラー大学の教授であるブレーン・マコーミック博士の著書『Ben Franklin’s 12 Rules of Management』(※日本語版未発売)”に書かれている手法です。
この手法を用いて、ある課題に対してパートナーと一緒に10分間で42のアイデアを思いつくことができました。
あなたもきっと30~35程度のアイデアは容易に発想することができます。
そして、少なくともその中から2つや3つは宝石のような素晴らしいアイデアであることでしょう。
これら7つの手法はどれも時間やエネルギーを必要としますが、かわりに素晴らしいアイデアを得るための”鍵”を得ることができます。
まずはじめに、あなたの脳に十分な空間と時間を用意しましょう。
そしてこれらの7つの手法をそれぞれ試してみたなら、素晴らしいアイデアを最低でも1つか2つは思いつくことができるでしょう。
さっそくそれらのアイデアを記録し、実行のプランを計画しましょう。
それを実行するかどうかは、あなた次第です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
起業家の立場からのヒントではありますが、みなさんにも参考になる部分が多いのではないでしょうか。
ここではケビン・ダウム氏自身の体験をもとに具体的な例が説明されていますが、これらの内容をあなた自身に落とし込んで活用していただればと思います。
人々の行動観察は身近な繁華街で行うことができますし、異なる人々との交流は異業種交流会などに参加してみるのもよいでしょう。
また構造化されている手法についても、あなたの愛読書に置き換えて試していただければと思います。
あなたの”素晴らしいアイデア”を得るための参考になれば幸いです。
source:inc.com
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