企画書の記事

新米プランナー必読!”究極の企画書”の書き方とは?

こんにちは、アイデア総研の大澤です。

突然ですが、あなたは企画書の作成が得意でしょうか?

一般に“良い企画書”というと、見栄えの良い洗練されたスライド、豊富で説得力のあるデータ、そしてそれを説明するための身振り手振りを交えた流暢なプレゼンテーションなどをイメージするのではないでしょうか。

それらと比べると、いつも作成している自分の企画書が稚拙で洗練されていないように見えるかもしれません。また、そのような企画書を準備する作業の手間自体を億劫に感じる方もいらっしゃるでしょう。

そういった理由から、企画書の作成自体を苦手と感じているプランナーは驚くほど多くいます。

では、企画を決裁させるための“究極の企画書”とはどのようなものでしょうか。

それは1枚に凝縮された、簡潔に要点をまとめた企画書でしょうか?
それとも100枚にわたる、綿密に分析された企画書でしょうか?
ファッション雑誌のようなカラフルで洗練されたもの?
はたまたシンプルに白黒で書かれたもの?

私が考える究極の企画書は、ずばり“コピー紙の裏のメモ書き”です。

順を追って、その理由を説明したいと思います。

企画の提案者による認知バイアス

あなたの会社にも、エース格のプランナー(ヒットメーカー)が一人はいらっしゃると思います。

もしかしたらあなた自身がそうかもしれません。

ここでいう”ヒットメーカー”は、様々な企画プレゼンを決裁者に採択させ、多くのプロジェクトを成功させた人を指します。

では仮に、あなたの会社の新入社員と社内随一のヒットメーカーが全く同じ企画内容をプレゼンしたとしましょう。

その結果、どのようなことが起こるでしょうか?

全く同じ企画内容であっても、おそらく新入社員のものは却下され、ヒットメーカーのものは採択されると思います。

それはなぜでしょうか。

決裁者が提案された企画提案を採択する際には、企画案そのものの良しあしにプラスして、提案者の実績が認知バイアスとしてかかってきます

これは企画を決裁してもらうプランナーにとって、非常に大きな要素です。

同じ提案にもかかわらず評価が変わってしまうのは、単に決裁者に企画自体のよしあしを判断する力量がないからでしょうか?

一概にそうとはいえないと思います。決裁者も人間ですから、自身の相手への評価や感情が判断基準に含まれるのも、無理からぬことだと思います。

ヒットメーカーと呼ばれる人たちは、そのポジションにいたるまでに地道に実績を積み重ね続けたことで周囲の信頼を勝ちえ、決裁者を“ファン”にすることに成功しているのです。

こればかりは、一朝一夕では決してなしえません。

決裁者が求めるものとは?

決裁者が、あるテーマで新商品の企画を欲しいときに、社内随一のヒットメーカーに企画立案を頼んだとします。

ヒットメーカーは、その場でぱっと良いアイデアが思いつきました。

そのアイデアを決裁者に伝える際に、どのような企画書が求められるでしょうか。

数ヶ月後に開催されるしかるべき決裁の場までにきちんとした企画書をパワーポイントでまとめ、プレゼンテーションすることが求められるでしょうか?

答えはおそらくNOです。

決裁者が欲しいのは、アナリストのような完璧なデータ分析でも、洗練されて見栄えのするプレゼン資料でもありません。

決裁する側としては、企画書の体裁にかかわらず“一刻も早く具体的な企画案が欲しい”のです。それも、いますぐに、です。

究極の企画書とは?

そのような場合に必要な企画書とはどんなものでしょうか。

その場ですぐに、コピー紙のウラにでもボールペンでアイデアを走り書きすれば十分です。もしくは口頭の説明で十分でしょう。

そこには感情に訴えるスライドも、美しいビジュアルも、更には裏付けとなるデータさえ必要ありません。もちろん、エンターテイナーばりのプレゼンテーションも不要です。

企画の内容(コンテンツ)さえ伝えることができれば、それで十分なのです

必要なデータやプロジェクトの実行計画などは、コピー紙の裏のメモで決裁者の承認を得てから、後日じっくり“確認”すればよいのです。その段階ではすでに企画の承認は降りているので、ただ確認を取るだけで十分なのです。

プレゼンで売り込むべきもの

もちろん、同じことを何の実績もない新入社員が行っても、鼻で笑われるだけで相手にされないでしょう。

後日きちんと企画書にまとめてから、しかるべき場で提案するように指示されると思います。

肝心なのは、決裁者に“あいつのアイデアは聞くに値する”と思われる存在になることです。

もっというと、“あいつのアイデアが聞きたい”と積極的に思わせることができればベストです。

つまり、決裁者にあなたの”ファン”になってもらうことが重要なのです。

そのためには、企画プレゼンの場であなた自身の“プランナーとしてのブランド価値”を売り込むべきです。

決裁者をあなたのファンにしてしまえば、はじめは懐疑的な目で見られていたプレゼンテーションも、好意的な認知バイアスがかかった状態で見てもらうことができます。

決裁者の求めるものが”ただの企画案”ではなく“あなたというブランドの企画”になれば大成功です。最終的にそうなるような状況になるように、あなた自身のブランド価値を高めましょう。

ブランドを高めるためにすべきこと

コンテンツのイメージ

では、あなた自身のプランナーとしてのブランド価値を高めるにはどうすればよいでしょうか。

結論からいうと、“良いコンテンツを作る”こと、これにつきます。

ここで言うコンテンツとは、企画書で提案する企画内容全般のことを指します。

企画書とプレゼンテーションは、“コンテンツがすべて”です。

企画書とは、コンテンツの内容を100%正しく伝えるためにあります。決して、悪いコンテンツをよく見せるためにあるのではありません

見栄えの良い企画書や派手なパフォーマンスのプレゼンで悪いコンテンツを決裁させてしまっても、結局はプロジェクト自体が失敗に終わり、あなたのブランド評価が下がってしまいます。(あいつは口ばっかりだ、という評価がくだされます)

または、”数うちゃ当たる”的な発想で、闇雲にたくさんの企画案を提案しても、コンテンツが良くなければ”あいつの企画は面白くない”という烙印を押されるのがオチです。

着実に“良いコンテンツ”を提案し続ければ、まずはあなたの同僚や上司、そして最終的には決裁者をあなたのファンにすることができます

企画書で最も重要なのは“コンテンツ”であり、プランナーに最も重要なスキルは“良質なコンテンツの作成能力”です。

まずはじめにすべきことは?

もしあなたがこれから企画提案をするのであれば、まず初めにするべきことは“面白い企画(コンテンツ)”をつくることです。

そのうえで、そのコンテンツの内容を誤解がないように100%正しく伝えるための手段(ツール)が、企画書とプレゼンテーションです。

最終的に必要な企画書やプレゼンテーションは定型で基本的なもので十分ですので、やり方さえ覚えれば誰にでも短時間で簡単に作成が可能です

一にも二にも、まずは“良いコンテンツ”を作ることのみに注力しましょう

その延長線上にこそ、“究極の企画書”があるのです。

まとめ

ブランドのイメージ

いかがでしたか。

誤解のないように補足しますが、”コピー紙の裏”に企画を書くことに意味があるわけではなく、そのような簡易な企画書でも採択されるように自身をブランディングすることこそが”究極の企画書”を作るための手法となります

あなたがプランナーとして成功したければ、自己のブランド価値を高めて、あなたの周囲をファン化しましょう。社内・社外にファンを増やせば、面白いように企画案が通るようになるはずです。

企画書作成やプレゼンテーションにかかる時間は、それ自体何の利益も生み出しません

現に、AmazonやFacebookなどの超一流企業では、社内会議においてPowerPointによる企画書作成およびプレゼンテーションを禁じているそうです。これには、世界的に“コンテンツを重視すべし”という流れが根底にあるのではないかと思います。

自身のブランド価値を高めれば、企画書やプレゼンの時間を削減することができ、結果としてコンテンツ作成に十分に時間をかけることができます。それがさらなる良いコンテンツを生み出す、という好循環を生みだすのです。

良いコンテンツを作り続けることであなたのファンを増やし、プランナーとしてのブランド価値を高めましょう

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