こんにちは、アイデア総研の大澤です。
発想力や企画力を鍛えるにはマインドマップが最適です。
マインドマップというと「なんだか難しそう」とか「ルールを覚えるのが大変」と言う方も多いようです。
でも大丈夫です。心配ご無用!
マインドマップは思考のための単なる「道具(ツール)」に過ぎません。
実際にやってみると、頭の中にある企画や発想を上手に形にするのを手伝ってくれる最高の「道具(ツール)」だということが分かると思います。
今日は、無料のマインドマップソフトXmindを使って作るマインドマップをご説明したいと思います。
マインドマップを作成する過程がわかりやすいように、この記事を書くときに作ったマインドマップをそのまま見ていただきながらご説明いたします。
なおXmindで作るマインドマップの技術的な説明に関しては、公式サイトをはじめたくさんの記事がありますので、本記事では主にアイデアを出してまとめるためのXmindの具体的な使い方に焦点を当ててとりあげます。
5W1Hを枝(ブランチ)にする
マインドマップ初心者がまず最初にぶつかる壁のひとつは、何を枝(ブランチ)にしたら良いのかという疑問です。
マインドマップの一番のメリットは自由度の高さなのですが、自由に書き始めてよいといわれるとかえって戸惑ってしまいますよね。
一度手が止まってしまうと、せっかくのアイデアも形になっていきません。
そこで、私がおすすめするのが5W1Hを枝(ブランチ)にして書き始めることです。
5W1Hとは、ビジネスの世界でよく使われるフレームワークです。
- いつ?(When)
- どこで?(When)
- 誰が?(Who)
- 何を?(What)
- なぜ?(Who)
- どのように(How)
この型に沿って考えていくことで、伝えるべき人に伝えるべきことを論理的に伝えることができます。
マインドマップで5W1Hを使うときは、順番は特に考えなくても大丈夫です。
大切なのは、「型」があることで悩まずにすぐに書き始められるということです。
下記の図は実際にこの記事を書く時に使ったマインドマップの下書きです。
まずは5W1Hにしたがって思いつくままに枝(ブランチ)に書き込んでいきます。
この時点では、それほど考えこまなくて大丈夫です。
とにかく枝(ブランチ)にキーワード、もしくは短い文章を書き込んでいきましょう。
今回の場合、私も「いつ」「どこで」は明確に区別できませんでしたが、それでも問題ありません。
書き込んでいくうちに、徐々に思考が活性化していきます。
Xmindでマインドマップを作るときの一番のポイントは、あまり考えすぎずにどんどん書き込んでいくことです。
Xmindで作成したマインドマップは、あとでじっくり考えつつ好きなだけ編集することができるからです。
これがXmindのようなデジタルで作るマインドマップの最大の強みですね。
手を動かしながら考えよう!
黙って机の上で考え込んでいても、なかなか良いアイデアがひらめくということはありません。
きっと皆さんも同じではないでしょうか。
メモを何枚も書きなぐってみたり、立ち上がって口に出して話してみたり、からだを動かしている時にこそ脳がフル回転しますよね。
これは、脳科学の分野で作業興奮と言われる現象です。
とにかく手を動かしたり、口を動かしたりといった作業をすることで、脳の側坐核(そくざかく)が刺激され、ドーパミンが放出されてやる気が生まれるといわれます。
Xmindでマインドマップも作るときにもこのような効果を得ることができます。
思いつくままに枝(ブランチ)に書き込んでみた後、枝の位置を替えたり移動させたりしていくと、その過程の中で良質なアイデアがわいてくるようになるのです。
つまり、Xmindでマインドマップを作る時には、次の二つの過程が大切なのです。
- アイデアを自由に書き出す
- アイデアを配置し直す
それでは実際にやってみましょう!
さきほど5W1Hの枝(ブランチ)に思いつくままに書き込んだ情報を整理分類しなおしました。
どの枝とどの枝が関係性があるのかを考え、どのように配置し直すとわかりやすく伝えられるかを考えた結果、最終的にこのような形になりました。
当初と比べて、ずいぶん整理できたのがわかるでしょうか。
今回は「いつ」「どこで」「誰が」という疑問符を、どんな人にこの情報を届けたいかという目的にそってまとめてみました。
その上で、記事の骨組みとして「何を」「なぜ」「どのように」を取り上げて深めていきました。
特に「どのように」という情報を掘り下げられると、すぐに役立つ記事が書けるようになります。
その結果、5W1H を用いたXmindの使い方を実践し、枝(ブランチ)を配置し直しながら、下書きマインドマップを完成させていく過程を見ていただこうという、今回の記事の骨組みが完成しました。
皆さんが今見ておられる記事は、まさにこのようにしてできたわけです。
最初はノープランでもとりあえず5W1H を軸にマインドマップを書き始め、後から配置し直しているうちに自然とアイデアがわいてきて形になっていくのです。
一度試してみればわかりますが、これはとても刺激的な経験です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
はじめに述べたように、マインドマップは思考の道具(ツール)に過ぎません。
道具は使ってみないと、その効果も分かりません。
マインドマップは一見して複雑に見えますが、実際にやってみると非常にシンプルです。
これまで取り組んでみようと思いつつ腰が重かった人も、Xmindを使ったマインドマップ作りでマインドマップデビューしてみませんか?
あなた自身の潜在能力が大いに発揮され、企画力・発想力が2倍、3倍に広がっていくのを感じるはずです。
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