こんにちは、アイデア総研の大澤です。
私たちが道に迷ったとき、何かを成し遂げた偉人たちの名言が、時として私たちの進むべき道のヒントを与えてくれます。
あなたもクリエイティブな活動をするなかで、創造性の本質とは何なのかについて悩むことがあるかもしれません。
そんなときにぜひ見ていただきたい、偉人たちが創造性の本質について語った明言を15個厳選してご紹介いたします。
あなたの進むべき道を照らすヒントになれば幸いです。
パブロ・ピカソ
すべての子供は生まれながらにしてアーティストだ。
問題は、大人になってもアーティストでいられるかどうかだ
パブロ・ピカソ(Pablo Picasso、1881年10月25日-1973年4月8日)はスペインのマラガ出身の画家・素描家・彫刻家です。
キュビズムの創始者として知られ、20世紀で最も有名な芸術家といわれています。
ピカソは92歳で亡くなるまでに数多くの作品を残しましたが、その生涯の間に幾たびも画風が変わっています。
それは常に時代を先取りし、進化し続けたためといわれています。
生前から高い名声を得ていたにもかかわらず、たとえ批判されることがあっても変化を続けたピカソは、少年のような純粋な創造性を生涯発揮し続けたといえるでしょう。
フィンセント・ファン・ゴッホ
もし「もう描けない」という心の声がきこえても、かまわず描き続けなさい。
そうすればもう声は聞こえません
フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh、1853年3月30日-1890年7月29日)はオランダ出身のポスト印象派の画家です。
彼の作品は情熱的な感情の表現や大胆な色使いで知られ、20世紀の美術に大きな影響を与えました。
彼は生涯の間にいくつもの悲運や挫折にみまわれ、芸術家として評価されないまま37歳の若さで自らその生涯を閉じます。
しかし彼は、さまざまな苦悩をかかえ、自分の作品を酷評されてもなお絵を書き続けました。
彼の実質的な活動期間はわずか10年に過ぎず、その間にほとんどの絵は売れなかったにも関わらず、約2,000点もの多くの作品を残しました。
何かを創造するという作業は孤独でつらいものです。
時にはやめてしまいたくなることもあるでしょう。
そんなときは、ゴッホのこの言葉を思い出してみてください。
サルバドール・ダリ
完璧を恐れることはない、完璧になんてなれっこないのだから
サルバドール・ダリ(Salvador Dali、1904年5月11日-1989年1月23日)はスペイン出身の画家で、シュールレアリスム(超現実主義)の代表的な作家として知られています。
「天才」「奇人」「狂人」など数々の呼称を持ち、活躍当時から現代に至るまでその作品は見るものに大きな衝撃を与えています。
彼は絵画以外にも彫刻・版画・舞台装置や衣装のデザイン、映画製作など多岐にわたる精力的な表現活動を行いました。
それらの旺盛な探究心の裏には、芸術は完成してしまったら終わりであり、完璧でないことを恐れずにどんなことにも積極的に取り組むという彼の強い意思が感じられます。
レオ・バーネット
人生に対するあらゆる好奇心こそ、偉大なる創造的な人々の秘密である
レオ・バーネット(Leo Burnett、1891年-1971年)は、世界に100近い支店を持つレオ・バーネット・ワールドワイド社の創始者であり、Time誌の『20世紀で最も重要な・偉大な100人』にも選ばれた広告界の巨匠です。
彼は他にも
星をつかもうとして手を伸ばしても、なかなかつかめないかもしれない。
でも星をつかもうとして泥をつかまされることはないだろう
という有名な格言を残しています。
好奇心を持ち、常に新しいことにチャレンジし続ければ、だれでも創造的な人間になれるという彼のメッセージを感じます。
ジャック・ロンドン
ひらめきがやってくるのを待ってはいられない。
棍棒を持って追いかける必要がある
ジャック・ロンドン(Jack London、1876年1月12日-1916年11月22日)はアメリカ合衆国の作家で、『野生の呼び声』『白い牙』などの有名な作品を残しています。
彼は作家として認められるまでは貧しい生活を送っており、貧困のため進学をあきらめたり出稼ぎ労働者として各地を放浪するなど苦労を重ねていました。
そんな苦しい時代を送ったからこそ、このような重みのある名言が生まれてきたのではないでしょうか。
ジョージ・バーナード・ショー
空想とは創造の始まりである。
自分が望むものを空想し、次にそれを望み、そして最後にそれを創造する
ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw、1856年7月26日-1950年11月2日)はアイルランド出身の劇作家で、近代演劇の確立者として知られています。
20歳でゴーストライターとなり27歳で小説家としてデビュー、36歳になって『やもめの家』で劇作家としてデビューしています。
その後は『ピグマリオン』『聖女ジョウン』『ウォレン夫人の職業』『シーザーとクレオパトラ』などの名作を書き上げ、ノーベル文学書やアカデミー脚本賞を受賞しました。
あなたは何かを見て”なぜそうなのか”というだろう
しかし私は存在しないものを夢想し”なぜそうでないのか”といいうだろう
こちらも同じくジョージ・バーナード・ショーによる名言です。
彼は一貫して、なにかを創造するためには、今ここにないものをイメージし、それを追い求めて現実化する必要があると説いています。
ドクター・スース
左を考え、右を考え、下や上も考えよう。
ただやろうとするだけで、どれほどの考えが見つかることか!
ドクター・スース(Dr.Seuss、1904年3月2日-1991年9月24日)はアメリカ合衆国の絵本作家です。
欧米の子供たちは彼の本を読んで育つといっていいほど人気があり、”現代のマザーグース”とも呼ばれています。
彼の独特の画風とユーモアのある物語からは、あふれんばかりの創造性を感じられます。
彼の残した絵本を読んだ子供たちもまた、創造性の種を植え付けられることでしょう。
チャールズ・ミンガス
創造性とは人と違うということだけではない。
だれでも簡単に奇をてらうことはできる。
難しいのはバッハのようにシンプルであること。
できる限りシンプルにすることこそが創造性だ。
チャールズ・ミンガス(Charles Mingus、1922年4月22日-1979年1月5日)は、モダンジャズを代表するアメリカ合衆国のベーシストの一人です。
彼が活躍した1950年代から70年代にかけてはさまざまなジャズの分野は生まれましたが、彼の演奏はこうした分類に収まるきらず、彼の名をとって”ミンガス・ミュージック”と呼ばれていました。
小手先のテクニックに頼らないその力強く個性的な演奏スタイルは、よりシンプルであろうとする彼の生き方を反映させています。
ヴォルテール
独創性とは思慮深い模倣に他ならない
ヴォルテール(Voltaire、1694年11月21日-1778年5月30日)はフランスの哲学者・作家で、イギリスの哲学者ジョン・ロックなどとともに啓蒙主義を代表する人物として知られています。
彼の記した『寛容論』は自分の崇拝する宗教以外の考えにも一定の理解を持つべきだという考えに基づいており、
私はあなたが言う事には賛成しないが、私はあなたがそれを言う権利を死んでも護るだろう
という格言も残しています。
余談ですが、彼は当時販売されていた宝くじを”買い占めたら勝てる”ということに気づき、現代の価値で5億円に相当する巨万の富を得たという有名な逸話もあります。
ドナテッラ・ヴェルサーチ
創造性はアイデアのぶつかりあいから生まれる
ドナテッラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace、1955年5月2日-)は、イタリアの女性ファッションデザイナーです。
現在では兄ジャンニが立ち上げた高級ファッションブランド『ヴェルサーチ(VERSACE)』を引継ぎ、チーフデザイナーとして活躍しています。
彼女は独自のデザインでヴェルサーチのブランド拡大に多大な貢献をはたし、多くのセレブたちに人気を博しています。
その派手で官能的な作風は孝部で批判を浴びることもありますが、決して周囲にこびることなく独自の道を行く彼女の哲学がこの言葉に表現されています。
レイ・ブラッドベリ
考えてはいけない。
考えることは創造性の敵である。
それは自意識であり、自意識はやっかいなものだ。
何かをしようとするのではない。
ただシンプルにやるだけだ。
レイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury、1920年8月22日-2012年6月5日)はアメリカ合衆国の小説家です。
火星への人類移住を描いた『火星年代記』や、本の所持が禁止された社会を描いた『華氏451度』などの多くの名作を生み出し、今でも世界中に多くのファンをかかえています。
SF小説から幻想文学、怪奇小説まで幅広い作品を生み出した彼の創造性は、考える前にまずトライしてみるという彼のチャレンジ精神の表れだったのかもしれません。
スティーブ・ジョブズ
創造性とは物事を結びつけることだ。
創造者にそれをどうやったのかとたずねると、
彼らは多少の罪悪感を感じるものだ。
なぜなら彼らは何かを行ったというより
ただ何かを見たにすぎないからだ。
その何かは時がたつにつれ明らかになっていくようだ
スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs、1955年2月24日-2011年10月5日)はアメリカ合衆国の実業家で、アップル社の共同設立者の一人として知られています。
アップル社を倒産の危機から救い、世界一価値のある企業にまで育て上げた彼は”ビジョナリー”として知られており、まるで未来を見越したような革新的なプロダクトによって人々の生活を一変させてしまいました。
彼の言葉にあるように、彼は何かを”見て”きたのでしょうか。
それは今後さらに時がたつにつれ、明らかになるのかもしれません。
セシル・B・デミル
創造性はドラッグと同じだ。
私はそれ無しでは生きられない
セシル・B・デミル(Cecil Blount DeMille、1881年8月12日-1959年1月21日)はアメリカ合衆国の映画監督で、20世紀前半の映画創世記に最も成功した映画製作者のひとりとして知られています。
彼はスペクタクル史劇の巨匠と呼ばれ、『十戒』『クレオパトラ』『十字軍』『大平原』といった壮大なテーマの大作を数多く生み出しました。
製作に金に糸目をつけないその派手で豪華絢爛な作品は、保守派や宗教団体に批判を受けることもありましたが、大勢の観客たちには熱い指示を受けました。
75歳で亡くなる寸前まで映画を撮り続けた彼は、創造性の熱狂的なとりこであったに違いありません。
アルベルト・アインシュタイン
創造性は伝染する。
どんどん伝えていこう
アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein、1879年3月14日-1955年4月18日)は、ドイツの理論物理学者で、現代物理学の父と呼ばれています。
特殊相対性理論および一般相対性理論、ブラウン運動、光量子説などの研究により、現代天文学の基礎を作り上げ、宇宙全体の枠組みの解明に大きく貢献しました。
彼は10代のころから『思考実験』と呼ばれる創造性を駆使した脳内のシミュレーションにより、これらの革新的な理論を生み出しています。
また彼は
偉大な科学者は、同様に芸術家である
とも語っており、科学の探求における創造性の大切さを身をもって感じていたようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
それぞれ語られている内容は異なりますが、どれもが創造性の本質に関する側面のひとつであることは間違いないでしょう。
あなたも創造性の壁にぶつかったとき、これら偉人の名言を思い返してみてください。
そして、自分なりのことばで創造性について語ってみましょう!
source:twistedsifter.com
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