今すぐ覚えよう!アイデアの出し方のたった2つのプロセス

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アイデア発想のイメージ

こんにちは、アイデア総研の創田です。

仕事やプライベートの場において、何かしらの企画を考える必要があるときに、なかなか良いアイデアが出ずに途方にくれてしまうことはないでしょうか。

そういう時、ついつい自分にはアイデアを考える才能がないのではないかと思い、落ち込んでしまいがちですよね。

ですが、優れたアイデアを生み出すためには、何も天才的なセンスが必要なわけではありません。

アイデアの出し方のプロセスを理解することで、だれでも良いアイデアを簡単に生み出すことができるようになります。


アイデアの出し方は、大きく”発散””収束”のプロセスに分かれます。

アイデアを発想するうえで、これら発散を収束のプロセスの違いを理解し、分けて考えることが非常に重要です。

それはなぜでしょうか。

順を追って説明したいと思います。

発散と収束

人間の思考における発散と収束は、アメリカの心理学者ジョイ・ギルフォード(Joy Paul Guilford、1897年 – 1983年)が提唱した概念です。
(Wikipediaでは収束的思考拡散的思考と訳されています)
以下、引用させていただきます。

収束的思考、そして拡散的思考とはアメリカの心理学者ジョイ・ギルフォードが提唱した概念である。
人間の思考について研究を行ったギルフォードによれば、人間の思考には2つの側面があるとしている。1つは既知の情報から論理的に思考や推論を進めていき、唯一の正解に正しくそして早く到達するための収束的思考、もう1つは既知の情報から様々に考えを拡散させ(めぐらせ)、新たな物を生み出していく拡散的思考である。

引用元:Wikipedia

これらはアイデアの発想だけでなく人間の思考全般に関して述べられたものですが、アイデア発想の観点から見て非常に重要な考え方といえます。

普段の生活の中では、私たちは無意識にこの2つのプロセスを使い分けていますが、アイデアの発想においてはこれらを意識的に使い分けることが必要です。

アイデアの発散

アイデアの発散のプロセスとは、さまざまな情報をもとに考えをめぐらせて、新しいアイデアを生み出す過程です。

このプロセスでは、自由な発想でどんどん考えを膨らませて多くのアイデアを生み出すことを目的とします。

アイデアの発散はインプットしている情報をもとに行いますので、まずは多くの情報を入手していくことが重要です。検討すべき課題やテーマに関する分野以外の情報も、アイデアの発散の重要なキッカケとなります。

情報収集に関しては『企画アイデアを出すための情報収集10のコツ』でも詳しく説明しているのでぜひご確認ください。

これらの情報を組み合わせて新しい視点を生み出すことで、アイデアが生み出されます。

このように、アイデアの発散はより多くの新しいアイデアを生み出すことを目的としたプロセスです。

創田
アイデアの発散技法としては、ブレインストーミング(ブレスト)が最も有名です。詳しくは『本当に使えるアイデアを出すためのブレインストーミングの進め方』を参考にしてください。

アイデアの収束

アイデアの発散のプロセスでは、アイデアの質にかかわらず、とにかく多くの量を出すことを目的にしていましたが、そのままでは企画書などでアウトプットできる内容になっていないと思います。

発散で得られたアイデアを精査し、まとめあげるのがアイデアの収束のプロセスです。

多くのアイデアのなかから似たものをグルーピングしたり、得点化をしたり、ストーリー化をしながら徐々にアウトプットのために”企画案”としてまとめこみを行います。

アイデア収束技法として主なものには、KJ法親和図法クロス法などがあります。

これらの技法を用いてアイデアの収束を行うことで、アイデアを論理的に意味づけし、構造化を行い、最終的に企画書・プレゼンテーションとしてアウトプットできるようになるのです。

発散と収束の使い分け

まとめると、新しいアイデアを生み出すプロセスが”アイデアの発散”、そしてアイデアを企画案として完成させるプロセスが”アイデアの収束”になります。

これらの発散と収束のプロセスは、最終的に新しい商品やサービスなどを生み出すためにどちらも必要なものです。

発散のプロセスがなければアイデアは生み出されませんし、収束のプロセスがなければ企画案はまとまりません。

これら2つのプロセスは、本来の目的が180度異なるものですので、それぞれ分けて運用する必要があります

自分ひとりでアイデアを発想する場合でも、または多人数でアイデア会議を行う場合でも、「今はアイデア発散のプロセス」「今は収束のプロセス」ということを意識しながら行うことが非常に重要です。

では、これらのプロセスを使い分けないと、どのようなことが起こるのでしょうか?

発散と収束を使い分けないと?

突然ですが、ここは過疎化が進む田舎の村・山奥村です。

これから山奥村の町内会で、今年の村祭りのメインの出し物についての話し合いが行われるところです。

議長のシゲさんがまとめ役となって、みんなで村祭りを盛り上げるためのアイデアを考えます。

シゲさん
・・・つーわけで、今年の村祭りのメインエベントさー考えるべ。
遠くのほうからも若いモンが大勢やってくるような、なんかトレンディーでオシャレのアイデアさーないべか?
ヤマさん
トレンディといえばー、テレビのワイドショーでみた、あの外人の派手なねーちゃん、なんつったかな・・・ラジオさ壊れたみたいな名前の・・・
チョーさん
ヤマさん、そりゃ”レディ・ガガ”じゃないかね?
ヤマさん
そうそうそう、そのねーちゃんだー。ワイドショーで若者さ大勢押し寄せてたようだし、村祭りで一曲ばかり歌ってもらう、ってーのはどうだべ?
シゲさん
バカこくでねぇだ!外国からセレブさー呼ぶ金がどこにあんだ?
却下却下!ヤマさん、大事な会議なんだべ、真面目に考えてもらわなきゃー困るべ!
ヤマさん
しゅん・・・

 

というわけで、ヤマさんの”村祭りにレディ・ガガを呼ぶ”というアイデアは却下されてしまいました。

たしかに現実的に考えれば、このアイデアを実行するのはほぼ不可能ですね。

ですが、実現性の低いアイデアをそのまま却下してしまってよいのでしょうか?

プロセスの違いを意識すると・・・

アイデアの発散のプロセスにおいては、一切の絞込みを行わずにアイデアをたくさん出すことだけに注力することが重要です。

では先ほどの会議を、アイデアの発散プロセスであることを意識して進行してみましょう。

シゲさん
・・・つーわけで、さっきヤマさんから「レディ・ガガさ呼ぶ」っちゅーアイデアが出たけんど、ほかに何かないべか?
サブちゃん
おらぁレディ・ガガはよくわらんけど、マイケル・ジャクソンなら好きだっぺ。
田植えするとき、いっつも聞いてんだわ。
~フーズ バッ!♪ てなもんだ!

 

マイケル・ジャクソンのイメージ

チョーさん
おらなんかムーン・ウォークさーできるんだ!
みてけろ!
スイスイスイ~(ドヤ顔で)
ヤマさん
ほほーうまいもんだな~。
そうだ、マイケルは呼べないけんど、マイケルのモノマネ大会さーやるってのはどうだべ?
サブちゃん
んー、たしかにそれなら盛り上がりそうだっぺな。
広場にでっかいステージさ作って、衣装も自前で用意してみるべ。
シゲさん
んだな。
それなら予算的にも何とかなりそうだし、その方向でやってみるべか。

 

・・・というわけで、最終的には村おこしで”マイケル・ジャクソンのモノマネ大会”を開くことになりました。

その後もYoutubeでの告知やモノマネタレントへの出演交渉などのアイデアが出て、最終的には村祭りは大成功したようです。

結果的に、レディ・ガガを呼ぶという実現がほぼ不可能なアイデアが、新たなアイデアの”ヒント”になることによって、最終的に良い企画案をまとめることができました。

これこそが、アイデアの発散と収束のプロセスを分けなければいけない大きな理由なのです。

発散と収束を分けて考えるべき理由

あらゆるアイデアは、生まれたての段階では非常に未完成な存在です。

そのままでは、いきなり企画案として実行に移すことは難しいでしょう。

ですが、それらの未完成のアイデアを、はじめの段階で評価して切り捨ててしまうと、将来的に大きなアイデアに育つ可能性のある芽を摘んでしまうことになります。

その結果、実現可能だが面白くないアイデアのみが手元に残ることになるでしょう。

もちろん未完成なアイデアの大半は無駄なものになってしまいますが、何十・何百・何千といったアイデアの中には、必ずダイヤの原石があります。

そういった原石を捨ててしまわないためにも、”アイデアの発散”と”アイデアの収束”の2つのプロセスをわけて考えることが重要なのです。

まとめ

もしあなた自身に天才的な企画のセンスがなくても、アイデアの発散と収束のプロセスの使い分けを意識することで、優れたアイデアを生み出すことが可能です。

良いアイデアを得るためには、以下のようなステップで進行することが重要です。

  1. 情報を収集する
  2. アイデアの発散を行う
  3. アイデアの収束を行う

そして、3の段階で良いアイデアを得るにいたらなかった場合には、下図のように2と3を繰り返して、最終的にあなた自身が納得できる企画案をまとめこみます。

発散と収束
このような出し方を行うことで、誰でも、何もない状態からでも優れたアイデアを生み出すことが可能なのです

創田
アイデアの発散とアイデアの収束を繰り返すことで、ゼロの状態からでも優れたアイデアを生み出すことが可能となります。

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