こんにちは。アイデア総研の大澤です。
マインドマップは頭のなかで自由に発想を広げていくのに役立ちます。
まるで連想ゲームのように、今まで考えたことも無かったアイデアが紙の上でつながっていくのはとてもエキサイティングな体験です。
アイデアを出していく時には、私はXmindなどを使ったデジタルマインドマップよりも、手書きのマインドマップを愛用しています。
今日は手書きのマインドマップを活用して、アイデアを無限に生み出すための3つの手順をご紹介したいと思います。
アイデアを出すためのマインドマップ手順
マインドマップを使えば、何の苦労もせずにアイデアが湧き出してくるというわけではありません。
ときにはアイデアが形になるまでに何日もかかることがあります。
それでも、アイデアを出すためのマインドマップの正しい手順を知っていれば、毎回四苦八苦したりせずにアイデアを出し続けることができるようになるでしょう。
ではさっそく、具体的な手順をご説明していきましょう。
なおマインドマップの基本的な書き方については『【初心者向け】簡易版マインドマップ”イメージマップ”の書き方』を参照してください。
STEP1:思いつくままに書く「下書きマップ」
はじめにどんなテーマでアイデアを出したいかを考えたら、まずはマップの中心にそのテーマを書きます。
最初から完成度の高いアイデアを出す必要はありません。
まずは頭のなかにあるものを全部紙に吐き出してしまうつもりで、殴りがきのマインドマップを書いてみましょう。
あまり考えすぎると先に進みませんので、何度同じアイデアが重複してもかまわずにとにかく書く。
書いているうちにテーマがずれてきても、とにかく書く。
やがて、自分のアイデアが徐々にはっきりとした形になってきます。
下書きマップは15分ほどで書き上げることができるはずです。
ためしにサンプルとして「起業のアイデア」を出してみました。
稚拙なアイデアもたくさん出ていますが、ともかく頭のなかにあるものを外に出すことを優先しましょう。
まず「起業」=「社長になる」というキーワードを考えましたが、考えてみればコストがかかりすぎるビジネスはリスクでしかありません。
書きだしていくうちに、地方にある空き家を活用して、できる限りコストを抑えたインターネットを活用したビジネスを立ち上げるのはどうかと思いつきました。
また書き進めるうちに、せっかく田舎にいるわけですから、地元の特産品などを扱うお店がネットショップに商品を出せるようにお手伝いするインターネット系のコンサルタントや、地元の職人さんとお客さんをマッチングさせるマッチングサイトの立ち上げはどうだろうかというアイデアが浮かびました。
田舎の空き家を事務所にしようかと発想したところから、アイデアはひとりでに走り出しました。
これがマインドマップの面白いところです。
でも、これで完成ではありません。
STEP2:大切な「寝かせる」時間
次の段階は、下書きのマインドマップを「寝かせる」ことです。
アイデアは連続して出てくるものではなく、頭のなかにぼんやりと置いておくことで成熟し、あるときに何らかの刺激で突然形になります。
おススメは、下書きマインドマップを書いたらそのまま寝てしまうことです。
睡眠中には脳内で記憶を再構成したり、整理整頓の作業が進んでいると言われています。
睡眠中にこれまで蓄えてきた知識と今回思いついたアイデアが結びついて、まったく新たなものを生み出す素地が整うかもしれません。
実際に夜にマインドマップを書いて朝に見直すと、きっと新たな発見があることでしょう。
また睡眠をとる時間が無くても、少し散歩に出てみたり、まったく違う種類の仕事をおこなったりなど、一度意識を違うところに向けておくと、気がつかないうちにアイデアが形になっていきます。
このようにマインドマップをもちいた発想法では、アイデアを出そうと思ってから実際にアイデアが形になるまでにいくぶん時間がかかります。
ですので、質の高いアイデアを出そうと思ったら、まず最初に「下書きマップ」をざっと書いておくのがよいでしょう。
そうすることで、なかなか発想に取りかかれない時間のなかでも、脳はアイデアを形にしようと働いてくれます。
私はレポートやプレゼンなどをおこなう時には、予定が決まったらできる限り早い段階で、一度「下書きマップ」を作っておくようにしています。
STEP3:アイデアを形にする「仕上げマップ」
最低でも30分、できるなら数時間アイデアを「寝かせる」と、脳内ではアイデアが成熟してきます。
自分では感じていなくても、新しいマインドマップを書き始めた瞬間にそのことが分かるでしょう。
私は「下書きマップ」を「寝かせた」後に書き始めるマインドマップを「仕上げマップ」と呼んでいます。
今回は下書きマップでインターネットを使って地元とネットをつなげる起業のアイデアが出たので、今度はそれを中心に据えて仕上げマップに整理していきます。
インターネットのつなげる力があれば、オフラインとオンラインを、日本と海外を股にかけたお仕事ができそうです。
下書きマップで出したアイデアをさらに詳細にまとめていくと、地元の特産品を海外に販売するアイデアが浮かびました。
クラウドソーシングを使ってプロの手を借りれば、英語サイトや中国語サイトを作れそうです。
海外販売は発送法や言語の壁があり参入障壁は高いのですが、一度取り組むとそれほど難しくなさそうです。
一度成功すればそれをひな形にして、海外への特産品販売のためのネットショップ立ち上げ支援の会社を作れそうです。
これは、あくまでサンプルのために考えたもので、本当に私がやろうと思っているわけではありません。
それでも、下書きマップを作る前までは起業に関してぼんやりしたアイデアしか無かったのに、短期間でずいぶんアイデアが具体化したのがわかると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マインドマップはアイデアを生み出すためのツールとして最適ですが、ただ闇雲にやっていては効率が良くありません。
今回ご紹介した3つのステップを参考に、実際にアイデア出しをおこなってみましょう。
机の前で頭を抱えていても、いいアイデアは出てきません。
ともかく、まずは頭のなかにあることを全部アウトプットすることからはじめましょう。
すると、これまで蓄えてきた知識が脳内で化学反応を起こし、新しいアイデアにつながるプロセスを体感できるでしょう。
マインドマップを使いこなせば、きっとあなたもアイデアを出すのが大好きになることでしょう。
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