こんにちは、アイデア総研の大澤です。
皆さんも一度や二度は、何をやっても企画や発想のアイデアが出てこないという経験があることでしょう。
アイデア発想に関する記事を書いていてる私自身も、デスクの前で売れない作家のようにウンウンとうなっているだけで数時間が経ってしまうことがあります。
私の経験上、アイデアが出なくなってしまったときに一番効果的なのは外に出て古本屋めぐりをすることです。
古本屋のおかげで思いもよらないアイデアがひらめいて、一気に企画が完成したということが何度もあります。
今回はアイデアを求めて実際に古本屋に行ってきましたので、その様子をレポートしたいと思います。
なぜ古本屋めぐりでアイデアがひらめくのか?
特に意図しているわけではないのですが、以前からアイデア発想に行き詰まったときには、私はいつも自然と古本屋に足を向けています。
古本屋で何を買うともなくブラっと本を見て歩いているうちに、考えたこともないようなアイデアがひらめいたり、モヤモヤした発想が形になったりするのです。
いったいなぜこのような不思議なことが起こるのでしょうか。
”逆カラーバス効果”とは
人間というのものは、自分が思うほど自分のことをわかってはいないものです。
自分自身が関心のあることすら、自分では正確にわからないものです。
古本屋にいると、それがよく分かります。
私はこれを「逆カラーバス効果」と名付けました。
皆さんは「カラーバス効果」という心理学の用語をご存じでしょうか。
あるひとつのことを意識すると、それに関する情報がたくさん集まってくる現象のことをさします。
例えば「身の回りに青色のものが何個あるかを数えてください」と言われると、今まで全く目にとまらなかった小さなものから大きなものまで、たくさんの青色が周りにあることに気づかされます。
意識することで、情報が脳に勝手に飛び込んでくるのです。
しかし、時にはその逆の現象も起こります。
特に意識をしていないのに、なぜか必要な情報が飛びこんでくるという不思議な現象です。
古本屋を歩くと、ふと目にとまるタイトルがあります。
つい立ち止まって手に取ってしまう本があります。
まるで見えない力に引き寄せられるかのように、近寄ってしまう棚があります。
その共通点は何でしょうか?
それらの本は自分では意識していなくても、自分自身が心のどこかで関心があるものだということが少なくありません。
ためしに1時間くらい古本屋にいて、手に取って選んだ3冊くらいの本を眺めてみてください。
まったくバラバラのジャンルのように見えたとしても、私の「関心」という孝本の線でそれぞれの本がつながっていることを感じるでしょう。
これは思いもよらない自分発見法です。
ブックオフでまさかの発見!
全国チェーンの古本屋ブックオフには、100円~200円の棚に一時期ブームになって今は下火になった数年前の人気商品がたくさん並んでいます。
タイトルを見たり作者の名前を見ると、その本が流行った当時のことがいろいろ思い起こされます。
それらは潜在意識のなかにあっても、これまで思いに浮かぶことがなかったことです。
一方で半額・企画商品の棚には、まさに今流行している本がずらっと並んでいます。
新作本はタイトルの付け方が秀逸です。
瞬間にパッと関心をひくタイトルに、思わず目がとまります。
たくさんの本のなかでも、ある種のタイトルだけが目に焼き付いてきます。
これはとても不思議な感覚です。
ちなみに、今回、ブックオフを歩いていて、こんな本が目にとまりました。
なんと!?
私はこの本の存在を知らずに、アイデア発想法の記事を書くためにブックオフに来たのですが、こんなことがあるのですね。
あまりにもドンピシャな題名でしたので、その場で買ってきました。
(ちなみに、この記事はこの本を参考にしないで書いています。)
アイデアを出そうと思いながら古本屋に出かけなかったら、一生この本に出会うことが無かったかもしれません。
この本の内容を踏まえたうえで本屋をめぐれば、さらに新しいアイデアが生まれてくることでしょう。
メモ帳を持って出かけよう!
頭を空っぽにしていろいろな棚のタイトルを見て歩くだけでも、思考が刺激されます。
でも注意しなければならないこともあります。
それは、必ずメモを持って出かけることです。
せっかく思いついたひらめきも、その場で書き留めておかなければ失われてしまいます。
まるで朝起きて夢の内容をぼんやりとしか覚えていないように、「なんかいいことをひらめいたような気がする」という感じしか覚えていないとしたら残念なことです。
とりあえず、思いついたことは何でも書いておきましょう。
スマートフォンのメモ機能でもよいのですが、私はいつもアナログなメモ帳をポケットに入れて出かけることにしています。
わずか1時間程度古本屋にいるだけで、新しい記事のアイデアや今後調べてみたいことをいくつかメモできました。
これは、部屋のなかでデスクの前でうなっているだけではなし得ないことです。
行き帰りの道でアイデアはさらに成熟し、家に帰り着くころにはすっかり新企画でひとつ文書を作る準備ができているほどだったのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
同僚には「企画を考えなければならないので外に出てくる」と言って神妙な顔をしながら(実はウキウキしながら)古本屋に来ましたが、今回も期待は裏切られませんでした。
やはり、ずらりと並んだ本のタイトルは私にいろいろなことを話しかけてきます。
アイデア総研を読んでくださっている読者の皆様も、きっと共感してくださると思います。
古本屋めぐりは素晴らしいアイデア収集法です。
ネットサーフィンに疲れたら、自分の頭の中から情報を引っ張ることに限界を感じたら、まずは外に出ましょう。
古本屋を巡り「逆カラーバス効果」を味わってください!
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