人生が変わるかも!?ほんとにスゴいカラーバス効果

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jarmoluk / Pixabay

こんにちは、アイデア総研の創田です。

みなさんは”ファッションのトレンドカラーはピンク”とTVで聞いた後に街を歩いてみると、ピンクを着ている人がたくさんいることに驚いた!というような経験はありませんでしょうか。

TVを見る前と見た後でピンクを着ている人数が変わるわけではないのに、なんだか不思議ですよね。

世の中はたくさんの情報であふれており、私たちの脳はそれらすべてを意識しているわけではありません。

無意識のうちに、必要な情報をピックアップしているのです。

そして、あることを積極的に意識すると、脳はそれに関する情報を選んでくれます。

このような効果を”カラーバス効果”と呼びます。

今回は、カラーバス効果を利用したアイデアの発想法についてご紹介したいと思います。

カラーバス効果って何?

カラーバス効果とは心理学用語のひとつで、英語で書くとColor Bathとなります。

ここでいうBathは”浴びる”という意味であり、直訳すると”色を浴びる”という意味となります。

カラーバス効果とは、ある事がらを意識すると、その事に関する情報が飛び込んでくるようになるという現象をあらわします。

「今日のラッキーカラーは青」と聞くと、とたんに身の回りの青いものが目に付くようになります。

ラッキーカラーの情報を聞く前と後では青いものの数は変わらないはずですが、そのことを意識したとたんに青いもの目に付くようになるのです。

これはなにも、色に限ったことではありません。

”NIKEのスニーカー”でも”妊婦さん”でも、それらを意識したとたんになぜか目に付くようになるのです。

では、このような現象はなぜ起こるのでしょうか。

カラーバス効果のメカニズム

人間の脳は、ある特定の事柄を意識していると、視覚や聴覚から得られた情報の中からその事柄に関する情報を選んで認識できるという性質があります。

私たちは常に莫大な量の視覚や聴覚の情報にさらされており、私たちの脳はそれらすべての情報を同時に処理することができません。

そのため、無意識のうちに必要な情報のみをピックアップし認識しているのです。

私たちは騒々しい空間の中でも会話をすることができますが、これは周囲の雑音の中から相手の会話の声のみの選んで認識をしているからです。

そしてこの性質を利用すれば、意図的に欲しい情報を集めたり、アイデアのヒントを見つけることができるのです。

カラーバス効果と歴史上の発見

歴史上の偉大な発見の裏には、カラーバス効果が働いているといわれています。

たとえば、古代ギリシャの科学者アルキメデスの逸話もカラーバス効果のおかげと考えられます。

あるときアルキメデスは、王様より”王冠が純金でできているかを調べろ”との命令を受け、その解決法に頭を悩ませていました。

連日王冠の材質を調べる方法について悩んでいた彼は、カラーバス効果によってこの問題の解決に役立ちそうな情報を集めるモードに入っていました。

そんな中、気分転換に入ったお風呂で、浴槽からこぼれ落ちる湯を見て”水を満たした容器に王冠と同量の金を交互に入れ、あふれ出した水の量をくらべる”という解決方法を思いつきます。

これが有名な”アルキメデスの原理”を思いついたきっかけとされる有名な逸話です。

創田
アルキメデスのエピソードについては、『いますぐアイデアを出すための”ひらめき”のメカニズム』で詳しく説明しています。

もしアルキメデスが王様から王冠の材質についての課題を与えられていなかったら、あふれ出るお湯を見ても何も感じなかったことでしょう。

アルキメデスはカラーバス効果によって、アイデアのヒントを見つけることができたといえます。

同様に、ニュートンが万有引力をひらめいたりんごの木のエピソードに関しても、同じことが言えるでしょう。

このように、偉大な発見や発明のきっかけの多くの裏には、カラーバス効果があったと考えられています。

では、アルキメデスやニュートンのようにカラーバス効果を使ってアイデアを発想する方法について紹介したいと思います。

カラーバス効果によるアイデアの発想

カラーバス効果を利用したアイデアの発想法には、大きく分けて2通りのやり方があります。

1つ目は、アイデア発想のヒントを見つけるとき。

2つ目は、目の前の課題を解決するためのアイデアを見つけたいとき。

これら2つのやり方について、それぞれ説明していきたいと思います。

アイデア発想のヒントを見つけよう

アイデア総研の中でたびたび触れていますが、アイデアを生み出す過程プロセスについてジェームス・W・ヤングは次のように説明しています。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何者でもない

ジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』

一見斬新にみえるようなアイデアも、実は既存の要素の組み合わせによって生み出されているのです。

アイデアが組み合わせによって生み出されるものだとすると、ユニークなアイデアを発想するためにはどういう組み合わせを試すかが重要なポイントとなります。

創田
『アイデアのつくり方』についてくわしく知りたい方は『あなたも今日からアイデアマン!アイデアの出し方の方程式』をご覧ください。

ユニークなアイデアを求めるのであれば、なるべくユニークな組み合わせを試す必要があります。

つまり、自分の頭で思いつかないであろう意外性のあるキーワードが必要となるのです。

そこで、カラーバス効果を使ってキーワード探しを行ってみましょう。

やり方は簡単です。

まずは「赤」や「緑」など、とっさに思いついた色をひとつ決めてから街に出てみましょう。

すると、普段以上にあなたが決めた色のものが街にあふれていることに驚くでしょう。

道行く人の服や車の色、看板、植物、八百屋、本屋、自動販売機、建物の色・・・など、あらゆるところでその色のものが見つかります。

それらを見つけたら、手持ちのスマートフォンでどんどん写真に収めていきましょう。

ゲームを楽しむつもりで、ひとつでも多くの写真を撮りましょう。

そこには普段なら注目していなかったであろう、雑多な情報はあふれているはずです。

そして十分に写真が集まったら、集めた写真をヒントにアイデアを考えていきましょう

たとえばブログの記事のアイデアを考えるのであれば、写真をヒントにアイデアを考えてみましょう。

商品のネーミングを考えたりするときにも役立ちます。

ここでのポイントは、普段あなたの意識の外にあるキーワードを大量に集められるという点です。

新しい組み合わせを考える際に、自分の頭の中のものを組み合わせても新しい発想はなかなか出てきません。

頭の外にあるものと組み合わせて考えるほうが、思いもしないようなアイデアにたどり着くことができる確率が高まるのです。

とびきりユニークなアイデアがほしいときにチャレンジしてみましょう!

創田
このメソッドはアイデア発想のワークショップで使うのに適しています。社内研修の担当の方は、ぜひ試してみてください。

目の前の課題を解決するアイデア

2つ目は、目の前の課題を解決するためにカラーバスを使う方法です。

アルキメデスやニュートンの例は、こちらのパターンが該当します。

1つ目の例とくらべてもっと切羽詰っているケース、たとえば”今日中にある課題に対する良いアイデアはほしい”などというときに試してください。

こちらもやり方は簡単です。

今すぐに解決すべき課題を頭に入れながら、街を歩いてみましょう。

そして、何かヒントになるものはないかと探し回ってください。

するとカラーバス効果によって、ヒントになりそうなものが次々に飛び込んできます

そこで、目に付いたあらゆるものを頭の中で課題と組み合わせてみるのです。

少しでも効率を上げるためには、より刺激の多い場所に移動するのもよいでしょう。

人が多くあつまる繁華街、デパートやショッピングモール、本屋や図書館などもオススメです。

こうして発想したアイデアは、忘れないようにどんどんメモしていきましょう

大半は意味不明なもので占められてしまいますが、この段階では選別せずに書き込んでください。

もしかしたら、後から見て意外なアイデアのヒントになるかもしれません。

そしてたくさんのメモをとるうちに、きっと「ユーリカ!(われ発見せり!)」の瞬間がやってくることでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

多くの成功者の方が”ある日偶然成功のためのヒントを見つけた”というエピソードを語っていますが、それらの多くはカラーバス効果によって持たされていると考えられます。

成功者は常日頃から自分のビジネスの成功を強く意識しているので、カラーバス効果によって日常の中から多くのヒントをつかむことができたのです。

またビジネス以外の分野でも、カラーバス効果によって身の回りの人のちょっとした親切や気づかいに気付くことができたり、困っている人を見つけて助けてあげることもできるでしょう。

カラーバス効果を呼び込むためには、ただ意識するだけでOKです。

あなたもカラーバス効果を利用して、人生をより良いものにしていきましょう!

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